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いつもの日常
「うおぉおぉぉお〜〜」
少年は全力で走っていた
サーヴァントが後を追いかけて来るが少年と違い
息も乱さず走っている
「あと500mだ」
サーヴァントは少年に話しかけるが
少年はそれどころではない
「ぜぇ…はぁ…わかって…はぁ…るって…はぁはぁ…話しかけんな…ゴホッ…余計疲れる」
日頃の運動不足が原因なのか少年は息も絶え絶えである
どこからともなくチャイムがなった
「まずい…予鈴か!!掴まれ志貴」
サーヴァントは志貴の手を掴んだ
「はぁ…はぁ…何するんだよ?」
「こうするんだ!!」
サーヴァントはその強力なその力で地面を蹴った
時速にして約70キロ
「ちょっ…ブバァッ」
サーヴァントは構わず走る
残り100m
サーヴァントはさらにスピードを上げた
「うおぉおぉぉお〜」
少年は何が起こっているのかわかっていない
そして…
「着いたぞ志貴」
少年は盛大に…
「ゲボオォォオォ」
吐いていた見事に綺麗な川が口から流れていた
「吐いてないでさっさと行くぞ」
サーヴァントはさっさと校舎の中に入っていく
「うぅ…覚えてろ」
少年はふらふらしながら校舎の中に入っていく