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仲間と家族

玉座の間には

赤いカーペット?

王道とも言われている道の先

玉座があり、王と王妃そして姫

ニナの家族が目の前に


赤いカーペットの周りには

何やら騎士団の団長さんや

魔導師?ちょっとイカツイ獣人の兵

本などを持つ賢そうな人達


一定まで近づいたら止まって

仲間の皆がする礼儀を真似た


◯◯◯◯「我が娘ニーナよ、よく戻られた」


◯◯◯「貴女が帰って来るのを皆心配しておりましたよ」


◯◯「お帰りニナ」


ニナ「御父様、御母様、姉上、只今戻りました」


あれ?ニーナ?ニナ?

どっちなんだろ?


◯◯◯◯「顔を上げよ…」


アイリス「ベルスト陛下、此の度は誠に申し訳御座いません。ですが、この者を救うには手段が無く…」


!?最初から本題!?


ベルスト「ん……よい。もう終わった事よ。それと言葉遣いもいつものように皆話していいぞ」


ニナは家族の側に

いつの間にか居たちょっと

イタズラっぽく奥で笑っている


レイン「え?」

ユーリ「??」

シュルツェ「え?」

アイリス「へ?」

ベリアス「…。」


ニナを除く仲間一同が

呆気に取られる


ニナ「すみません、笑ってしまい。御父様は王は王でも畏まったのが実は苦手でして。時々街の住民に紛れてる事もあるくらいなんです」


アイリス「え、でも今まで?…???」


アイリスとシュルツェが

私より混乱している様だ

なんかこれも新鮮


◯◯◯「ほら、皆さん混乱してるじゃありませんか」


ベルスト「だかな…アクアよワシはこうゆうのは苦手なんだ」


ワシって…

アクアって名なんだ王妃


アイリスとシュルツェがまだ混乱している中


私はびっくりしたけどいい家族だと思った


アクア「もぅ…全く。皆さんいつも通りの話し方で大丈夫よ」


◯◯「あははっ♪私なんていつも通り話してたのに」


アクア「ノア貴女はもう少ししなさい!」


周りに居た人達も

やれやれまた始まったか

と言ってはいないけど

そんな感じで


ユーリ「私、こっちの王様の方が好き〜♪」


◯◯◯◯「コラッ!おめぇは!!」


っとイカツイ獣人が怒りながらユーリが王に向かって抱きついたのを引っ剥がした


ベルスト「まぁ、皆から慕われるのは良いことよ。イグニスよもう少し妹に優しくせんか」


引っ剥がされふくれっ面のユーリが


ユーリ「べー!っだ!兄貴嫌い!」


イグニス「いや、ベルスト様。こんな奴に優しくしたら調子に乗りますよ?」


◯◯◯◯◯「はぁ…今まで割としっかりした所を見せてましたのに」


アイリス「え、お母様?」


◯◯◯「そうですよ、騎士団としても娘に厳しく強くを教えてきたんですから」


シュルツェ「ち、父上??それはどうゆう」


◯◯◯「……そう。王は少し甘い」


ベリアス「……。」


レイン「えーっと……」


家族大集合……かな?これは?


アクア「フィリアスとランスそれにコウガあなた達も家族にちゃんと話して無いからですよ。ってあら?貴女は誰かしら?」


なんか、今までの

緊張が嘘みたいに、そして

忘れられていると思いましたよ!


ベルスト「おぉ、そうであった。仲間が増えたと聞いておるぞニーナよ」


ニナ「御父様ニーナと呼ばないで下さい!今の私はニナです」


場違い感があるのは私なんだ


でも、何故か…何故だろう

少し微笑ましく思う


レイン「始めまして皆様。私はレインといいます。まだ未熟ですが此の度御子様方の仲間となりました。」


ノア「なるほど、レインちゃんね。私よりちゃんとしてるわ」


ベルスト「あははっ!ノアの言う通りだ。レインとゆう名かこれから娘をよろしく頼むワシらの話しは聞かないからなニナは」


アクア「レインちゃん、これからもニナと仲良くしてあげてね」


フィリアス「あら、しっかりしてるじゃない」


コウガ「……何かあれば言うといい」


コウガさんはベリアスと

やっぱり似ている

雰囲気とか話し方とか

親子だな……


アイリス「ちょっ、フィリアスお母様!今までの態度は何だったんですか!」


そう言いながらアイリスは

フィリアスさんの元に向かった


ランス「剣などの訓練なら俺の所でも出来るから、いつでもゆってくれて構わないからな」


シュルツェ「父上!父上もわざと厳しくしていたんですか!!」


イグニス「まぁ…なんだ……あんな奴だけど仲良くしてやってくれよ」


イグニスはユーリに聞こえないように私に近づいてそう言ってきた


本当は妹思いの良い人だ

アイリスやシュルツェの家族も

ベリアスやニナの家族も


レイン「なんか…ここに来るまで本当緊張してて。ちょっとびっくりしましたが…」


私がそう言うと

その場に居た仲間の親御さん達や

兄や姉達、王家のいつも通りの

会話にやれやれと思って

いた人達が笑っていた


実際、私だけが初対面で

こんなにも気軽に話すとは

思って無かったのもあり


緊張なんて一気に

どっか飛んでったよ

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