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妨害…

仲間達は魘されている十レイン十を

空間内のログハウスの部屋へうつした


ニナ「やっぱり…これ魔法かもしれません…」


アイリス「レインが倒れる時の…?」


ベリアス「敵の…姫神咲羅の妨害」


シュルツェ「でも、どうやってだ!?」


ユーリ「…ボクらと一緒にずっといたの」


ベリアス「………失われた魔法…禁術としては幾つかある…」


ニナ「!?待ってください!」


本が置いてある場所を捜し1冊の本を

探し出してきた


ニナ「……これでしょうか?」


失われた魔法、そう女神達の物語でも

それは出ていた。ニナは女神について詳しい

何度も何度も読んでいる本だ


アイリス「なになに?女神と対立する者は多く存在していて中には記憶を妨害したり改ざんして人を操り死に陥れた者までいる…記憶の妨害と改ざん!?待ってよ!そんなのどうやって!」


ベリアス「……初めて会った時、レインは魔族の領地に居た……」


シュルツェ「確かにあの場所に居たが!でもあれは!」


ニナ「仕掛けはこの姫神咲羅の能力にあると思います。相手が知り合いの場合この魔法は術式の通りだと…何処かに…」


ニナはレインの服を脱がしはじめる


ユーリ「にゃ!気を失ってるのにそれはマズイにゃ!」


ベリアス「……あった、これ……今妨害を受けている最中だから禍々しく少し光ってる」


ニナ「印です……これは呪いにも近い魔法……記憶だけでなく魔力を気付かない間に吸い取られています…この魔力の行き先は多分ですが…姫神咲羅の元へ…魔力が枯渇しない程度であっても奪われ続けると危険です」


アイリス「本には闇にのまれる可能性があるって書いてあるわよ……それって、このままこの印で魔力を奪われ続け妨害されてたら闇に!!っ……そんな」


ベリアス「……魔法は今は術式はそんなに無いのが多い…でも、昔はあったって父から教わった」


ニナ「この失われた魔法…は離れていても有効なんです。どれだけ離れていても繋がっている……姫神咲羅と妨害された時にしか印は身体に浮かび上がらないし目に見えません」


ベリアス「魔法の術式をかける時も相手の思い出だけあればかけれる……だから禁術となった…今では誰も使う人なんていないから失われた魔法とも言われている。私も暗殺者だからこうゆうのは詳しい。」


ニナ「更に、悪夢として見せられるのは記憶の断片…でも、その記憶の断片は良いものではありません。辛い過去の断片、魘されている原因でもあります。過去にはこの術式を死刑囚に行っていた人達までいます。従順な配下となるまで、全てを話すまでこの術式を続け亡くなった人達も後を絶たなかった」


シュルツェ「………そんなものが…」


アイリス「どうにかして解除する方法はないの!?」


ユーリ「レイン…辛そう……」


魘されているレインの手を

ユーリはそっと握る


ベリアス「方法は分からない………でも、倒す事も1つの方法だけど…レインは女神の力がある…それと同格の力が姫神咲羅に流れてる」


ニナ「倒してレインちゃんに危害がないとは限りません……禁術魔法の中には道連れだってあります。」


アイリス「!!……こんな事酷すぎる…」


シュルツェ「そうだ…レインが何をしたって言うんだ…?」


ベリアス「倒す手段と方法、印の妨害解除方法、姫神咲羅との繋がりを絶たない限り…どうなるかは分からない」


アイリス「で、でも!レインはこの状態からいつも起きて来たわよ!」


ニナ「それは多分ですが…女神の力の影響かと……」


シュルツェ「確かに前に髪色や眼の色姿まで変わったのはどう考えても女神が助けてくれたからかもしれないな…」


ベリアス「能力の解放…レインはそう言ってた。まだモヤがかかっていて女神全ての力が出し切れてはいないって…」


ユーリ「また前みたいに起きてくれるの…?」


ニナ「姿が変わった事が解放条件と考えたら納得です…。それから元に戻れないとも言ってましたし、妨害もあれから治まっていました」


アイリス「それって……ずっと…目が覚めないまま魔力を奪われ続ける事もあるって事!?」


ベリアス「………。」


ニナ「………。」


2人は何も言えなくなってしまう

好きな人が目の前で、愛する人が目の前で

苦しんでいるのに解除方法が分からない

その気持ちと葛藤しながらも

もしかすると闇にのまれ敵になった場合

仲間とも戦う事になる事を…


アイリス、ユーリ、シュルツェに

伝えられずにいた

ベリアスとニナは気付いていたが

どうしてもその言葉が出てこなかった

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