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突然の…?

そうだ!聞いとかなきゃいけないことがまだあったんだ!


レイン「…姫神咲羅って名に心当たりありませんか?」


黨珠月「ん?姫神咲羅…何故貴女が?」


首を傾げながら黨珠月はそう言った


籠花「なんじゃ、領主様がどうかしたのかぇ?」


え…ちょっと待って待って待って!

領主?聞き間違い!?

って事は……ここに仲間を呼ぶのは危険では…


蒼藍「王都ベルストでも領主様の名は知らない人が多いと聞いてたが、レインは知ってるのか?」


レイン「…え?えーっと……街の人達がなんか話してたのがきこえて」


黨珠月「そうゆう事か、てっきり領主様と知り合いなのかとか思ったよ。あの御城の上に領主様がいるんだけど、私達もそこで街の為に働いていてね」


……この場合一度会うべきか?

同姓同名とか?いや、そんな事あるはずが…


籠花「領主様なら今宵見れると思うんじゃが?街で屋台が出ておろう?あれはな、領主様を祝う為のものなんじゃょ♪」


蒼藍「あ〜確か今日だったな…レインも見ていくか?領主様も姿を見せるだろうよ」


レイン「そうですね、仲間と合流してから見に行ってみますね!」


これは相手に悟られない嘘だ

そう、敵かもしれない…領主が姫神咲羅だと

言うなら……でも街の為って良い人なのか?

何も知らずにあの封印もしていたとしたら?


だめだ考えても…遠くから姿をみよう

本当に姫神咲羅か確かめる


その後も悟られないように色々話し合い

街の外に一旦出て離れてから空間の中に入り

空間内に仲間を呼び話し合いをする為に


〜空間内ログハウス〜


念話で仲間達と話し空間に転移させる


ベリアス「…レイン、会いたかった。」


ニナ「ちょっと!ベリアスちゃん!私も会いたかったんですから!」


ユーリ「ニャハハ♪レインなんか怖い顔してる〜♪」


シュルツェ「何かあったのか?それとも…??」


アイリス「…???レイン?レ、イ、ン〜?」


ベリアス「…???」


ニナ「レインちゃん?」


今、私はどんな顔をしているんだろう?


レイン「……皆に、話しがある………」


私はロールシュに着いてからの事を

話し出した、仲間の皆はその話しを

真剣に聞いている

そして、問題の姫神咲羅の話しをした


途端に仲間達の顔が曇っていくのが分かった

ロールシュの街の人口は私達の街とほぼ同じ

そんな中、黨珠月さん、籠花さん、蒼藍さん

の3人榮籠黨のダンジョンの封印者達


転移や魔法封じ跳ね返し、龍の上位種族

そして刀の達人とも言える戦士が

姫神咲羅の領主であるロールシュの街の

護衛や仲間の可能性がある事


知らなかったとは言っても刀ももらって…


!?刀!咄嗟に刀を持ち何もない空間に

飛びその空間丸ごとに結界と封印を施した

刀には結界も封印も効かなそうだから


そして仲間の所にすぐ戻り

仲間達は何があったか疑問だったと

思うが深掘りしたりせず聞かなかった


レイン「それで…私。今日離れた場所からロールシュの領主が本当に姫神咲羅なのか見てみようと思う……」


ベリアス「!?!?ダメ!!危険すぎる!」


ニナ「そうですよ!そんなの敵の本拠地かもしれない場所で!!」


アイリス「でも…もし本当に姫神咲羅だったらどうするの?」


ユーリ「そうだよ!あんな事されてレインがまた怪我したらボクも怒るんだからね!」


シュルツェ「……私達が行くのはどうだろうか?」


レイン「シュルツェ!何言って!!」


ベリアス「………私が行く。……私は暗殺者気配なら消せる。」


レイン「待っ!そんなの私にダメって言っといて!」


仲間達は私の代わりに行くと言い出したのだ

シュルツェやベリアスだけではなく

ニナ、アイリス、ユーリまで

でも、それって気付かれたら…


仲間を信じているでもそれ以上に大切な

大切な…仲間達でベリアスは私の……

どうしたらいい?どうしたら…?


私はその場にいて答えを出せずに

俯いてしまった…信じていない訳では無い

信じてる…でも……大切な人達の命を

奪われるのは…嫌だ……


何か忘れている何かが私の中で…


その瞬間、レインの中の魔力が

不安定になり暴走する直前になっていた


闇の力…に飲まれそうになったのに

いち早く気付いたベリアスは私を抱きしめた


ベリアス「………落ち着いて…大丈夫大丈夫だよレイン。」


レイン「……っ………ベリア…ス」


他の仲間も私に近づいて手を握ったり

抱き締めたりして声をかけ続けてくれた


本で読んだ事がある、ニナが持ってきた本で


魔力は不安定になれば誰でも

魔力暴走の状態になり

我を忘れ暴れ出したり

人を傷つけたくなくても

人を傷つけてしまう事がある

敵味方関係なく殺してしまう

可能性だってある


私の場合は女神の力が10人分だ

それが不安定になればどうなるかなんて

分からない…落ち着け…落ち着け

大きく深呼吸をして自分自身を落ち着かせる


レイン「………ごめん…もう大丈夫。」


ベリアス「うぅん、レインは仲間の事心配してそれが魔力の核に影響した…それは危険だけどそれだけ大切に思ってくれているって事…。私も経験ある……。」


アイリス「そうよ…気負い過ぎよ。」


シュルツェ「1人で悩んで悩みすぎて皆の心配をして私でも…流石にそうならないかと言われたらなりそうだな」


ユーリ「レイン…大丈夫?本当に大丈夫?」


仲間の皆に心配をかけてしまった

私の中の何かが闇を引き出してしまったんだ

危なかった…さっきのは……暴走だけでなく

闇の力まで引き出したら

この空間内でさえも全て壊してしまっていた

かもしれない…


ニナ「一旦落ち着く為にお茶淹れますね…♪レインちゃんはコーヒーがいいですよね?待っててください」


そう言ってニナは飲み物を入れにいった

その後しばらく私達は飲み物を飲みながら

普段通りに話し合った


さっきの話しはもう少し後で…

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