R指定回復と感情…?(おまけエピソード)
朝になりレインは目を覚ました
重症だったのに何故か
傷が治っていて側には
ニナとベリアスが手を
握って眠っている
レイン「……???」
女神の力と合わさり回復
スピードが速くなりすぎたのか
半日で全回復した
折れていた骨も刺された肩も
部屋の扉がゆっくり開き
アイリスが入ってきて小声で
アイリス「おはよ…レイン♪」
レイン「……お、おはよう」
アイリス「何があったのか分からない顔してるわね…」
レイン「まぁ…それは。傷も治ってるし……」
アイリス「ログハウスの外で倒れてたのよ…覚えてない?」
レイン「……そうだ、私。」
アイリス「まぁ…詳しくはベリアスが起きてから聞きなさい♪じゃ、また後でね…」
ゆっくりと扉を閉め出て行った
ニナとベリアスが起きるまで待つか…
そして、ニナとベリアスが
起きてから話しをして
ニナも詳しくはベリアスから
聞いてくださいと言い朝食作りに
部屋を後にするのだった
ベリアス「……ごめんレイン…」
レイン「??ベリアス?何で謝るの?」
まだ把握してはいない
ベリアス「……私の血を飲んで……」
そう言いながらベリアスは
ベッドの上に乗ってレインに
自分自身の首すじを差し出す
レイン「!?……っ…何この感情…」
ベリアスの首すじに
噛みつきたくて仕方が無い…
ベリアス「大丈夫…いいよ」
レイン「っ!!……はぁ……はぁ…」
ベリアスの首すじに噛みつき
血を飲みはじめる
ベリアス「んっ!……そっそう…飲んで…」
ゴクッ…ゴクッっと音が聴こえる
ベリアスは身体を反応させながら
ギュッっとレインの服を握りしめる
レイン「!!…っ…こ、これって」
我に返ってレインは血を
飲むのをやめる
ベリアス「はぁ……んっ…そう…私の種族になったレインは…」
身体に力が入らないまま
吐息混じりに答えるベリアス
レイン「……!?!?」
顔を真っ赤にしている
ベリアスがそれを見て微笑み
ベリアス「これしか…方法が無くて……だからその…」
顔を真っ赤にしながらもレインは
それを受け入れはじめた
レイン「……そ、そっか、なんかごめん…その」
ベリアス「いい、私…レインの事好きだから……」
ギュッっと抱きついて
レインもベリアスを抱き締め返した
そう、"吸血姫は好きな人相手に"
なんだ…私がベリアスにこんな感情に
なったのは自分自身が
分かっていなくても相手を…
その後、部屋から出られ
なかったのは言うまでも無い
そして数時間後朝食へと向かう




