最深部の…
そして、仲間と私は
最深部に足を踏み入れた瞬間に
殺気よりも禍々しい何かの
気配を感じるのだった
仲間達はその殺気で脚が
すくんでいるほど
此処から先へは私しか
行けないかもしれない
レイン「……皆、空間に転移するね……」
そう言い仲間の言葉を聞く前に
仲間を空間へと転移させた
レイン「ごめん、でも此処から先は私の戦いだ……」
光の女神リュカの剣を持ち
最深部へと進む
〜空間内ログハウス〜
ベリアス「レイン!……飛ばされた」
アイリス「くっ…敵のあんな威圧感みたいなのに脚がすくむなんて」
シュルツェ「だが…賢明な判断だ……あの先私達は行けなかった」
ユーリ「……怖い…怖いの」
レインは風魔法を使い走りながら
変異種ソードナイトを次々倒し
最深部の奥へ進んで行く
そして遂に異変の正体が現れる
ダンジョンのコアともなる
大きな結晶みたいな
物がある場所にそいつは居た
◯◯◯◯「ん?やぁ♪こんな所で別の世界の人に会えるなんて思わなかったよ♪」
コアにそいつは何か
魔法をかけている
コアは禍々しい色をしていて
これが変異種ソードナイトを
大量発生させた原因だ
レイン「……貴方は誰?」
◯◯◯◯「私は姫神咲羅覚えてない?ひっどいなぁ…元の世界で会ってるのに♪♪」
レイン「……何の事だ……!?」
姫神咲羅「フフッ♪そうだよねぇ〜転生させられても私の…邪魔で覚えてないよね?♪」
近づいてきてレインに
囁くように言う
転生、そう聞いた時この声を何処かで
聞いた気がした…そう元の世界で
姫神咲羅「私も転生者だよ♪でも、敵…だけどね……♪」
そう言うといきなり黒い剣を何処から
とも無く出して斬りかかってきた
がレインも剣で受け止める
レイン「!?そう…でも生憎あんたのおかげで何も覚えてないから!それに、敵なら容赦はしない…」
剣を弾き返すが
姫神咲羅は黒い剣で何度も
目に見え無いほどのスピードで
斬りかかってきているが
それに対抗して受け止め弾き返す
姫神咲羅「あははっ♪同格くらいかなぁ〜?面白いね、久しぶりだよこんなに長続きした人♪」
戦闘はどんどん激しくなり
尖く精確に相手は致命傷になる
場所を狙ってきている
戦闘しはじめてから3時間がたった
レイン「何故!こんな事を!元の世界からの転生者ならこんな!」
姫神咲羅「何故?……私は転生してからすぐにこの世界の人間や他の種族に酷い目に遭ったよ!!あんたと違ってねぇ!」
敵は強力なスキルを使い
レインは壁へと蹴り飛ばされた
レイン「っつ…!!!!」
攻撃は直撃してレインは少し
血を吐きながら壁際に
打ち付けられた
姫神咲羅「フフッ♪ほら、……どう?痛い?」
その後黒い剣を持ちレインの肩に
その剣を突き刺しながら言う
レイン「…ぐっ、つっ!!!!」
レインは痛みに耐えながら
至近距離まで来た咲羅に
向かって魔法を放ちそれが命中
相手も壁に打ち付けられるように
高火力で放っていた
姫神咲羅「なっ!……かはっ!!!……痛っ……へぇ…やるじゃない♪」
レインは肩に突き刺った剣を抜く
姫神咲羅「…じゃぁこれで!終わりにしてあげるわ!!!!」
姫神咲羅は何かの魔法を
最大火力で放とうとしている
二人共大量に血が流れているが
レイン「っ……!?血が…足ら…でも後少し…」
レインも相手に合わせ最大火力で魔法を放とうとする
その時、ピピピピピピッっと
何処からか音が鳴り咲羅は攻撃をやめる
姫神咲羅「ッチ…もうそんな時間?…今日は痛み分けね♪またね…レ、イ、ン♪」
魔法の発動前に何処か禍々しい空間に入って消えて行った
レイン「…痛っ……これは骨何本か…」
でも相手も強がってたけど
割と私のダメージ入っていたから
相当痛かったはず
フラフラしながら起き上がり
レイン「……コアを…元に」
光の魔法でコアを浄化して
コアに念の為結界を張る




