R指定、魅了と混乱(おまけエピソード2)
ベリアス以外の皆が今日は
疲れてだらけてる中
私はベリアスの部屋へと向かった
コンコンっと部屋をノックする
が、ベリアスは出て来なかった
レイン「……入るよ…ベリアス?」
そう言いながら入ると
ベリアスは部屋の隅で丸まっていた
ベリアス「……。」
レイン「……???ベリアス?何処か体調でも…」
そう言いかけて近づいた時
ベリアスは私に抱きついた
ベリアス「……。」
レイン「!?…ベリアス?」
私が心配そうに聞くと
ベリアスはこう言った…
ベリアス「…なんで……今来たんですか…」
その言葉の意味が分からなかったけど…
レイン「なんでって…何か……いつもと違ったからかな?」
ベリアス「…っ…。」
ベリアスは私に抱きつく
腕に少し力が入った
レイン「……何か…私に出来る事………ある?」
ベリアスの頭を撫でてそう聞くと
ベリアスは私を勢いよく押し倒した
レイン「!!…べ、ベリアス!?」
ベリアス「…はぁ……はぁはぁ…」
…息が荒い?まさか、熱!?
ベリアス「っ…来たのが悪いん……ですからね……」
レイン「……え…?」
そう、私は知らなかった
ベリアスは…吸血姫である事を
ベリアス「……っは…む」
いきなり首すじに噛み付かれ
血を吸われる
レイン「!!……っ!」
全身が何か…痺れっ……違っ
ベリアス「……。」
静かな部屋にゴクッゴクッっと
血を飲み込む音が聴こえる
レイン「ん……っ!!」
ビクッっと身体が跳ねるのを
ベリアスがやっと我に返り
気付いて血を吸うのを止める
ベリアス「!?…っ…はぁ…ぁ……」
レイン「……っ…はぁはぁ…」
少し今のは…ちょっと…
何か変な感じ…
ベリアス「…ご、ごめん……抑えられなくて…」
レイン「…ん、いい…よ。その…ちょっと気持ち……」
何言ってんだ私!!でも
血を吸われた瞬間に
自我が飛びそうになった…
レインは顔が真っ赤になる
ベリアス「……気持ち…良かった?レイン?」
そうベリアスから言われるのは
変な気分だ……
レイン「………ぅん…」
顔を真っ赤にしながら素直に答えた
その後私達は、一晩一緒に居た
(何があったかなんてき、聞かないで下さい!)
〜そして翌朝ログハウスにて〜
ベリアス「……。」
レイン「スー……スー…」
一夜を共にし同じベッドで眠っていたが
ベリアスは先に起きていた
何も言わずベリアスが眠っている
レインの頭を撫でながら
寝顔を眺めクスッっと微笑んだ
吸血姫のベリアス
魔力を使い過ぎると時々
大胆と言うより
抑えられなくなる体質
みたいなものなんだそう
こう見えても
ベリアスは嫉妬心と
独占欲は強い…
この後ニナとどうなるのやら
でも、日の光やニンニク十字架は
全く効かないみたい
ベリアス「起きてレイン…」
何度も起きるまで身体にキスをする
レイン「……っん……??」
ベリアス「おはよ…」
レイン「!?……え、えっと……おはよ?」
割と混乱している魅了の力で
少し意識が飛んでいた為
途中までしか覚えてない…
ベリアス「もうちょっと…だけこのままで……」
ギュッっと抱き締めてくる
レイン「!?……っ…ベ、リアス?」
全くの別人かと思えるくらいの
甘えた声で言われる
扉が勢いよく開き
アイリス「起き……えー失礼しました!!」
閉められる
アイリスはあまりの出来事に一瞬で出て行った
ベリアス「……アイリス間が悪い…」
レインを抱き締めながら
何事も無かった様に
何度もキスをしてくる
レイン「んっ…ちょ…ベリア…っ!」
その後何時間か起きれなかったのは
言うまでも無い




