感謝の気持ちと
ベルスト「今回の一件に関してだが、街や民を助けてくれて御礼を言わせてくれ。誠に感謝している」
皆が集まってきた前で
王直々に頭を下げてきた
皆も同じく私に頭を下げる
レイン「!?え…いや、あの頭を上げてください!私は当然の事を…」
ベルスト「いや、これだけでは足らん!それ程にまで助かったのだ。御礼としては何だが何か欲しい物はないか。地位や領地でも」
レイン「な、何も別に……」
ノア「じゃぁ、家とかは?住む場所と衣服類…は翼あるから専用になりそうだしね〜…」
アイリス「その家にニナとかと住んだらいいじゃん♪」
ベルスト「おぉ!それは名案だ」
ニナ「御父様!アイリス!」
アイリスに茶化されて
顔が真っ赤になっている
アクア「あら?満更でも無いのかしら?」
ノア「ニナってレインの事…♪」
レイン「……。」
思い出してしまったキスの事を
少し顔が赤くなり翼に隠れる
ノア「……あれ?レイン?」
フィリアス「あらあら♪どう思うアクア?」
アクア「脈ありかしら♪」
ファウスト「恋かぁ〜いいもんだねぇ〜初々しいよぉ」
ランス「ほぉ、レインちゃんはニナが好みか」
イグニス「まぁ、人の恋は邪魔しねぇよな」
コウガ「……?お前もか……」
コウガはベリアスもレインの側に
近づいているのを見ていた
ボソッといいながら
ニナ「……。」
更に顔が赤くなる
ベルスト「では!家を用意出来たら知らせるとしよう!」
ユーリ「ニャハハ♪」
シュルツェ「なんか話しがまとまったのか?」
ベリアス「……。」
アイリス「まぁ〜いいんじゃない?」
ニナ「……。」
レイン「……。」
顔が赤くなったニナと
レインは顔を翼で隠している
空間での話し合いが済んだ後
皆を元の場所に転送した
仲間達はレインの事を
少し心配していたが
レインは空間の中で
何が出来て何が出来ないのかを
知る為に色々試していた
皆が疲れて寝静まった後も
そして
空間の中で眠ってしまっていた
〜その数日後〜
復旧作業は予定していたより
速く進みドワーフ達やオーク
冒険者達が作業していた
街の全ての復旧作業が終わり
城の近くの広い土地に
空きがあった為に
家が出来て来ている事を
レインと仲間達は
知らないのであった