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その後と街

〜それから数時間、別空間にて〜


レイン「も……戻らない…」


女神の力を使ってから

眼の色や髪の色だけでなく

翼も生えたまま

姿が戻らない事に苦悩していた


レイン「このまま帰ったら…絶対何か言われるよね……」


いきなり部屋から居なくなった事で

もしかしたら大事になっているかも知れないし、ニナのお姉さんのノアに見られてる時点でもう色々広まってるかもしれない


仲間にも何も言ってないし


レイン「女神の力で見えたりしないのかな……?」


まだ女神の力の全てを

把握していない私は

色々とこの空間で

試してみることにした


レイン「イメージ…」


別空間を透視するイメージや

仲間や街を映し出すイメージをした


レイン「……!映った!」


鏡に街の様子や仲間達の様子が映し出される


街では冒険者達やドワーフ街の住人達が復旧作業や亡くなった住人の

遺体を運んだり、怪我人を病院や教会に運んだりしていた


ファウスト「だいぶやられちまったね」


ベルスト「どうなっているのか誰か説明出来ぬのか!」


ファウストさんやベルストさん

だけでなく騎士団

獣人部隊、魔導師部隊

それに仲間達もニナを除いて

同じ場所にいた

ベルストさんとファウストさんも

戦いに参加していたみたい


ニナとアクアさんは回復魔法を使い

住人達の手当てをしている


ランス「それが…いきなり魔物とモンスターが街の内部に現れ倒しても倒してもキリが無い程居たのですが戦闘中に消えてしまい」


イグニス「そぅ!意味わかんねぇくらい胸糞悪いチビの魔族が居てよ!」


フィリアス「私の方も同じです」


レイン「……。」


その映像をみながらレインはこう思っていた、"それはそうだよね…"


アサシン部隊が皆の元に

何処からとも無く集まってきた


コウガ「……街の様子を見てきましたが一匹たりとも残っていません。」


コウガさん達アサシン部隊は

隠密行動が得意なので

街の様子を偵察に行ってたみたい


コウガ「……あと、魔族とモンスターが現れた場所に見た事ない魔法陣が設置されており。全て破壊済みです」


ベルスト「!?そんな物どうやって街の内部に…」


ファウスト「内部に誰か手引きしたやつがいるねぇ」


フィリアス「そんなっ…!誰がそんな事を!」


ランス「警備もしっかりしていた…結界も…敵の正体が分からない以上どうにも」


イグニス「…ッチ、ふざけた事する奴がいるなんてなぁ!!」


アイリス「…そんな事が。」


ベリアス「……。」


ベリアスは仲間とは別の場所を偵察や守りやモンスターを倒して居たが

後々合流したみたい


シュルツェ「街の中央付近にもモンスター達は出て…避難誘導も冒険者の皆さんもしてました」


ユーリ「もう、今日は疲れたの…」


流石のユーリも疲れている


ベルスト「中央付近にもモンスター共は湧いていたか…すまんなお前達にまで…」


アイリス「流石に…じっとしてられないですよ」


シュルツェ「いえ、父上に訓練されてますので!」


私が記憶に魘されているあの時

街では何時間も戦闘が続いていて

冒険者の人達も色々な場所で戦ったり、助けたりしていたみたいだ


レイン「…私何時間あの状態だったんだろ……?」


自分自身では時間の

感覚が分からない


レイン「……そうだ!ノアさん」


ノアの事を思い出し城の中へと映し出す映像が変わる


1部、護衛も付いていたみたい

城の中では使用人達メイドや執事が料理を運び街の皆へ配っていた

中には避難してきた街の住人もいる


ノア「……。」


お城には街の住人の女性や子供が多く孤児院が近く子供や先生っぽい人やシスターが多かった

城には街とは別で結界が張られていてその結界は何重にも施されている

魔族やモンスター避けも付いているみたいだ。シェルター的な役目になってるのだろう


ノア「…レインちゃんは……いったい」


ノアは何かを考え込んでいる

ような様子で少し上の空気味


街の子供が突然何かを言い出した


女の子「わたし、ここに来る時…女神様みたんだよ!」


男の子「えーウッソだ〜そんなの見るはずないよー」


ノア「……女神?………」


子供達の話しを聞き

言い合いを止めに行く


女の子「ホントだもん!…本当にみたんだもん…」


男の子「そんなの本の中の空想だよ!」


ノア「コラッ。そんな事言っちゃだめだよ。」


男の子「イテッ……はーい」


今にも泣きそうな女の子に

ノアは話しかける


ノア「ねぇ、その女神様はどんな見た目をしてたの…?」


女の子「ぅ…っ、あのね…金色でピカピカしててね……羽根でお空を飛んでたの……」


ノア「……やっぱり…。」


女の子「……???」


ノア「お姉さんも君が言う女神様の話し信じるよ…♪」


女の子「……ホント?」


ノア「ぅん、だって…お姉さんもみたもの♪ナイショね」


女の子「うん…♪♪」

泣きそうだった女の子は

キラキラした目で

明るくなった

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