一息と知りたい事
仲間のご家族への挨拶も終わり
アイリスはフィリアスさんと
話しがある!ってなんか言ってた
シュルツェとベリアスは
ランスに連れられて稽古場に
ユーリはイグニスと
追いかっけこ状態
私はニナに連れられて
城内の部屋へと移動した
ニナ「この部屋にしましょう♪ここなら一息つけると思います。」
本が沢山あった
魔法や地域の事
色々な事が分かる
城の中の図書室!広さは図書館!
レイン「な、何これ…すっごい量!」
ニナ「ここなら大陸の事とかも分かると思いまして」
そうだ、私馬車の中で
この辺の地域の大陸や他にも調べられる所をニナに聞いてたんだった
レイン「ま、まさか城の中にこんなにあるとは思わなかったよ…」
ニナ「気に入りました?」
女神の事も今ならきいてもいいかな??
レイン「あ、あのさニナ。その…10の女神って知ってる?」
ニナ「女神ですか…?」
ニナは首を傾げながら
私を見つめてこう言う
ニナ「一応女神についての書物もここにありますけど…10の女神と言いましたよね??」
レイン「??そう!」
ニナは考え込んでいる
少ししてから
本の場所へ歩いていき
本を1冊ずつテーブルに置き
9つの本がテーブルの上に置かれた
ニナ「……私が知っているのは9人の女神だけなんです」
レイン「そっか…でも私も聞いた話しで詳しく知らなくて」
ニナ「10の女神が居る事は、何処にも書かれて無いので私も初めてききました。」
レイン「そ、そうなんだね!ごめんねなんか変な事言って」
ニナ「いぃぇ、お気になさらず。女神の話し少し話しましょうか?私でよければですけど……」
レイン「え…?あ、お、お願い!」
あ、あれ?なんか変な
雰囲気になってる??
何でちょっとニナ顔赤いの??
ニナ「あ、はい。そ、それでは……。まず…光属性の女神リュカから話しますね。天使の見た目をした神々しさがあるリュカは」
ニナ「白い翼10枚あり広げると圧倒的な威圧感も持ち合わせています。女神の中でも高い地位にいるリュカは女神全体の大切な存在で。魔法を得意としています。回復や光魔法がもっとも強いですが剣の腕もよく、眼の色金色に水色、髪の色は金色で」
女神の説明をしているニナは
何処か嬉しそうに
でも、何故か時々
私を見て顔を赤くしてる
ニナ「そう、ちょうど。レインちゃんみたいな色の………」
説明がピタッと止まったと
思ったらニナが私の髪を
触りながら見つめてきた
ニナ???
レイン「??ニナ???」
ニナは我に返ったように
ニナ「わ、私……その…女神リュカが小さい頃から好きで!レインちゃんを見ると女神リュカを思い出しちゃうんです!」
あー!なるほど。
確かに、私眼の色も髪の色も同じだもんね
レイン「確かに、私同じ色だもんね」
ニナ「違っ…同じなんてものじゃありません!そうじゃなくて、そうじゃ…」
レイン「……んー?えい。」
なんか突然ニナが
悲しそうな顔になったから
抱きついてみた
ニナ「!?!?れ、レインちゃん!?」
レイン「なんか…よく分かんないけど。そんな顔されるとこっちまで悲しくなっちゃうよ」
ニナ「……。」
ニナは何も言わず
抱きしめ返してきた
悲しい顔はなんか嫌だから
レイン「…落ち着いた??」
ニナ「…ある意味では落ち着きません」
レイン「……っ!!!」
突然頭が痛み出し
ニナから離れる
私はその場に倒れてしまった
ニナ「レインちゃん!!」
ノイズの様な映像が
…いや、記憶が見える
◯◯◯◯「悲…顔は……」
◯◯◯「……◯◯◯◯。」
◯◯◯「か……◯ま◯◯◯。」
◯◯◯◯「も……◯……さよ…◯◯」
なんて言っているんだろう