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787話 交渉-1

 俺はザルード大司教に、開拓団へ教会関係者を斡旋するように要請した。

 だが、断られてしまった。

 エルカ西部に広がる未開拓地域は交通の便が非常に悪い上、強力な魔物が生息している。

 Sランクパーティ『悠久の風』の強さはザルードも認めるところだが……。

 さすがにそのような危険な場所で、他の者を確実に守りきれるほどではないと思われてしまったらしい。

 ザルードは、開拓事業が落ち着いた段階で教会関係者を派遣するつもりだ。


(ま、教会からすれば当然の対応か……。落ち着いた段階からでも、派遣してくれるのであればそれなりにありがたい存在だが……)


 この世界にも、神を信仰する者は少なくない。

 教会があった方が、移住者は増えるだろう。

 ジョブの能力だけで見ても『司祭』『神官』『僧侶』『巫女』には有用性があるしな。

 さらに言えば、俺は女神様と夢で会ったことがある。

 あの強い女神様を信仰して称えておけば、次に夢で会ったときに彼女の機嫌が良くなっているかもしれない。


(でもなぁ……。できれば、開拓初期から派遣してほしいんだよな。それに、おいしいところだけを持っていこうとするザルードの態度も、少しばかり気に入らない)


 俺は腕組みをして考える。

 どうすれば、ザルード大司教を説得して、開拓初期に人材を派遣してもらえるだろうか。

 そして答えを出した俺は、立ち去ろうとする彼に伝える。


「まぁ待ってくれよ。ザルード大司教には……2つほど、伝えたいことがある」


「……なんでしょうか?」


 ザルードは立ち去ろうとしていた足を止める。

 俺の話に興味はあるようだ。

 いや、これは警戒しているのかな?

 大司教という高い立場にいる彼からしても、Sランクパーティ『悠久の風』の力は侮れないだろうからな。

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