表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
779/1431

779話 大司教ザルード -2

「な……ッ!?」


 修道女の顔が驚愕に染まった。

 俺は彼女の前で、見せびらかすように金貨を持つ。


「し、少々お待ちください!」


「ああ」


 彼女は慌てて、教会の奥へと消えていく。

 おそらくは、上司に報告しに行ったのだろう。

 しばらく待っていると、先ほどの彼女が戻ってきた。


「ザルード大司教がお会いになるそうです。どうぞ、こちらへ」


「ああ」


 俺は彼女に連れられ、教会の奥へと向かう。

 そして――


「寄付を行ってくださる信徒の方をお連れしました」


「……入れなさい」


「はい!」


 とある扉の前で立ち止まると、修道女がノックをする。

 中からの返事を受け取ると、俺を部屋の中に招き入れた。


(ここがこの教会の最高権力者の部屋か)


 室内には執務机があり、そこに初老の男性が座っていた。

 彼は俺の姿を認めると、厳かな態度で口を開く。


「ようこそおいで下さいました。私が当教会の最高責任者を務めさせていただいております、ザルードと申します」


 口調こそ丁寧だが、その眼差しには鋭さが宿っている。

 彼の威圧感は相当なものだった。


(……これは、一筋縄ではいかないかもな)


 だが、彼と懇意にできれば、教会の関係者を開拓事業に巻き込めるかもしれない。

 ここが正念場だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ