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777話 教会
「これは……凄いな」
内部は、まるで美術館のようだ。
美しいステンドグラスが至るところに飾られており、厳かな雰囲気を醸し出している。
床にも精緻な意匠が施されており、見るものを圧倒させる迫力があった。
(……ん?)
ふと、視線を感じた。
俺はその方向に目を向ける。
そこには、ひとりの少女がいた。
年の頃は12歳前後だろうか?
金色の髪をした可愛らしい女の子が、こちらを見つめている。
「なぁ、そこの君――」
「ひっ!?」
話しかけようとしたら、怯えられた。
そのまま逃げられる。
(うーん……。俺、怖く見えるのか?)
自分なりに笑顔を浮かべてみたつもりだったが……。
気を取り直して、俺は奥の方へ向かうことにした。
「おぉ……」
そこには、女神像が祀られていた。
美しい女性の姿をしており、両手を広げている。
慈愛に満ちた表情だ。
「こんにちは。お祈りでしょうか?」
「ん?」
背後から声を掛けられ、振り返る。
すると、そこには修道服姿の女性がいた。
「いや、そういうわけではない。まずは教会内を見学していただけだ」
「はぁ……」
「見学は済んだ。次は、この教会の責任者に会いたいのだが……可能か?」




