712話 ウルゴ陛下からの評価
俺は騎士団長との決闘に勝利を収めた。
第一ラウンドは『烈風一閃』で初撃粉砕。
続く第二ラウンドでは彼の『闘神鎧』に少しだけ苦戦したものの、『ライトニング』や『アクセル』を有効活用することで勝利を掴んだ。
「エウロス卿、素晴らしい戦いぶりであった」
「いえ、陛下のお陰であります」
「謙遜することないぞ。そなたが騎士団長を倒したことに変わりはない」
ウルゴ陛下が労ってくれる。
「そなたの戦いを見て、余の心は奮えた。よければ、今後も末永く我が国に仕えてほしい」
「ありがたきお言葉」
俺は深々と頭を下げた。
実際、このバルドゥール王国とは長い付き合いになるだろう。
俺には世界滅亡の危機に立ち向かうという使命がある。
また、ハーレムを拡充し幸せな人生を送るという個人的な目標もある。
その使命や目標を達成する上で、バルドゥール王国にて重用され身分を高めておくことの意義は多い。
「さて……。この結果を受け、あらためて宣言しよう。エウロス卿に女騎士ナディアを貸し与える。好きに使うがよい。エルカ西方地帯の開拓や魔物退治はもちろん、その他の活動にも自由に使ってよい」
「はっ! 光栄の至りであります!」
俺は再度、頭を深く下げる。
これで、ナディアも晴れて俺の仲間だ。
名目上は『貸し与える』となっているが、実質的には完全に俺の女になったと言っても過言ではない。
期間の定めがない上、移動にも制限が課されていないからな。




