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704話 女騎士を巡る愛憎劇

「それでは、準備はよろしいでしょうか?」


「こちらは大丈夫だ」


 騎士団長が返事をする。

 対する俺は、首を横に振った。


「1ついいか?」


「エウロス卿、いかがされましたか? ルールに何か不明な点でも?」


「いや、そうではない。――この決闘の目的をはっきりさせておきたいと思ってな」


 俺はそう答える。

 戦う際のルールは大事だ。

 しかし、そもそも何のために戦うのかは、それ以上に大切なことだ。


「目的だと……? そんなもの、元よりはっきりとしているではないか」


 騎士団長は怪しげに眉をひそめる。

 だが、俺は構わずに続けた。


「俺が騎士団長に勝てたら――ナディアは俺の女になる。そうだな? ナディア」


「そ、そうだな……」


 俺はステージ横に立っているナディアに同意を求める。

 すると、彼女は顔を赤くして俯いた。

 さらには、見物客がざわめきだす。


「おお……! そういうことだったのか!!」


「騎士団長とエウロス男爵が決闘する理由は……!!」


「まさか、女騎士を巡る愛憎劇があったとは!!」


「これは絶対に見逃せないわね!」


 見物客たちが興奮気味に語り合う。

 これでよし。

 俺が勝てば、ウルゴ陛下やエルカディア侯爵だけでなく、民衆たちも俺とナディアの関係を祝福してくれるだろう。

 まさに盤石の体制である。

 あとは、決闘で騎士団長をぶっ倒すだけだ。

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