表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
697/1431

697話 粉骨砕身

「陛下! エウロス卿は危険な存在ですぞ! 然るべき断罪を! そして、近衛騎士を貸し与える件についてもどうかご再考ください!!」


「マデリン卿の仰る通りです!! ナディア殿は陛下の近衛騎士……それを汚すような真似をした者を信用することはできません!!」


 マデリン侯爵と団長が声高に叫ぶ。

 彼らの主張はもっともだ。

 が、残念なことに俺の主張も間違ってはいない。

 ウルゴ陛下はどっちの言い分を聞くのか。


「マデリン侯爵と団長が主張していることはもっともなことだな」


「では!」


「――しかし、そのような些事でエウロス卿にへそを曲げられるのもつまらぬ。我の見立てでは、彼は100年に1人の逸材だ。バルドゥール王国のさらなる発展のため、彼には存分に力を発揮してもらう必要がある。――そのつもりはあるか? エウロス卿よ」


「はっ! 王国のため、粉骨砕身の覚悟で尽くさせていただきます!」


 俺は恭しく答える。

 まぁ粉骨砕身の覚悟は言い過ぎなのだが、この国のために頑張る気持ち自体は嘘ではない。

 やがて来る世界滅亡の危機に備えて、エウロス男爵領やバルドゥール王国はできるだけ発展させておきたい。

 そして、可愛い女の子を集めたハーレムを堪能して人生を謳歌するのだ。


(マデリン侯爵と団長は、陛下の言葉を受けて大人しく引き下がるかな……?)


 俺は横目で2人の様子を伺う。

 そこには悔しそうな様子で拳を握りしめている2人の姿が見えたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ