表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
659/1431

659話 レクチャー

 俺はアスター騎士爵と話をしている。

 彼の領地はなかなかに厄介な場所のようだ。

 俺が自分の領地を開発する前に、少しばかり手伝ってやってもいいかもしれない。


「それで? アスター卿の領地はどこなんだ? 王都から近いのか?」


「はい。ここから馬車で数日といった距離ですね。直線距離では近いのですが、山地がある関係でどうしても迂回する必要があります」


「ふむ」


 俺は地図を見る。

 アスター騎士爵の言う通り、王都から彼が管轄する領地までは真っ直ぐに向かうことはできないようだ。

 エルカから王都まで向かうルートと同じように、山岳地帯を避けて進む必要がある。


「まぁいいか。どのようにして行くかは、後でゆっくり考えることにしよう。それよりも、今日の用事だ」


「はい。私からエウロス卿へのマナー指導ですね。屋敷にはもう到着しておりますので、そろそろ馬車から降りましょうか」


「分かった。よろしく頼む」


 俺はそう言って立ち上がった。

 アスター騎士爵が先に馬車を降りようとするが――


「あ、ちょっと待ってくれ」


「はい? どうかなさいましたか?」


「せっかくだ。先ほど指導していた、腰使いのレクチャーを最後までしておこう」


 俺はそう言う。

 アスター騎士爵は、少なくとも悪人ではなさそうだ。

 平民から騎士爵になったという点で、戦闘能力もそれなりにあるだろう。

 また、末端貴族とはいえ貴族歴は俺よりも長い。

 過剰に頼りすぎるのは良くないが、適度な範囲で便利に活用していきたい相手である。

 ならば、先手を打って恩を売るのも悪くない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ