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55話 パーティメンバー設定 ミナ

 数日が経過した。

 そろそろ、ミナの鍛冶はひと段落しただろうか。

 エルカ草原での狩りを終えた俺、シルヴィ、ユヅキは、ミナの鍛冶場にやってきた。


「よーす。ミナ」


「あっ、コウタくん。ちょうどいいところに来たのです」


「どうした? 武具の製作がうまくいったという話か?」


 タイミング的には、そろそろ済んでいてもおかしくはない。


「メインとなる剣と防具、それに短剣は完成したのです。後は、小さなナイフを数本作りたいのです」


「ふむ。順調のようだな。何か問題でもあるのか?」


「オリハルコンの量が少し足りなかったのです。メインとなる武具は完成しているので、このままでも大きな問題はないのですが……」


 ミッション報酬で得たオリハルコンは、そこそこの量だった。

 しかし、剣、防具、短剣、そして数本のナイフをつくるには少し足りなかったというわけか。


「そうか。またエルカ迷宮でゴーレムと戦うか? ただ、次も簡単にドロップするとは限らないが……」


 1階層のボスであるゴーレムからは、まれにオリハルコンがドロップする。

 確率はかなり低い。

 前回は、俺のミッション報酬によるオリハルコンをゴーレムからドロップした体にして、ミナに提供した。


 今は、オリハルコン関係のミッションがない。

 自力でドロップさせる必要がある。

 幸い、階層ボスは一定時間で再出現するので、体力、MP、闘気などが残っている限りは何度でもチャレンジできる。

 ジョブレベルが上がった今の俺たちなら、1日に複数回の周回も可能だろう。


「ぜひそうしたいのですが、リンさんの用件もあるので少し悪いかなと思っているのです」


「まあそれは確かに。2階層のリトルブラックタイガーも狩らなければならないからな」


 ミナとリンが一時的に『悠久の風』に加入したのは、目的があってのことだ。

 ミナはオリハルコン。

 リンはリトルブラックタイガーの肉が目的である。


「……ふむ。それなら、まずは2階層でリトルブラックタイガーを狩るか? その後、リトルブラックタイガーの肉の入手具合を見て、ゴーレム周回に切り替えればいいだろう」


「そうですね。それがいいかもしれないのです」


 方針は決まった。

 となれば、やっておくべきことがある。


「シルヴィ、ユヅキ。以前相談していた『あれ』を、ミナにも投げかけるぞ。いいな?」


「承知しました!」


「いいんじゃないかな。たぶん」


 俺の確認を受けて、シルヴィとユヅキがそう答える。


「『あれ』とは、何なのです?」


 ミナがそう問いかけてくる。


「ああ……ちょっと待っていてくれ」


 言葉で説明するよりも、やってみたほうが早い。

 俺は『パーティメンバー設定』スキルでミナをパーティに勧誘する。


「え? これは何なのです?」


 ミナが首をかしげる。

 『コウタのパーティに勧誘されています。受諾しますか?』と脳内で聞かれているはずだ。


「『受諾する』と言ってくれないか」


「よくわからないのですが、わかったのです。コウタくんが言うことですし、悪いことではなさそうです。『受諾するのです』」


 ミナがそう言ったと同時に、俺の操作画面の表記が切り替わった。



パーティ名:悠久の風

リーダー:コウタ

サブリーダー:シルヴィ

メンバー:ユヅキ

メンバー:ミナ



 新しくミナの名前が加わった。

 いい感じだ。

 さっそく、彼女のステータスを確認しておこう。

 それに、彼女に大まかな説明もしておかないとな。

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