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1121話 守護霊獣-9
「……さすがだな、シルヴィ。『氷魔獣戦士』『聖獣勇士』『氷魔導師』などを極めただけのことはある」
俺は感嘆する。
シルヴィは恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「そ、そんな……。わたしはまだまだ未熟者です」
「いや、謙遜することはない。ユニークソードが自ら顕現するには、ジョブレベルだけではなくて本人の精神性も関係してくる。シルヴィの愛と正義の心は、最高の武器を生み出した。特殊上級ジョブ『氷勇者』を得るに値する、立派な存在だよ」
「ご主人様……」
シルヴィは瞳を潤ませる。
俺は彼女に微笑みかけた。
「俺も負けてられないな。……一緒に戦うぞ、シルヴィ!」
「はい! ご主人様!!」
俺たちは守護霊獣に向き直る。
そして、同時に走り出したのだった。




