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1018話 エウロス子爵領開拓団-5
「よう! お前らは……確か『剛腕の灯火』だったか?」
「ひ、ひぃっ!?」
「そ、その通りでございますです……」
俺に声をかけられたイカツイおっさん冒険者たちが、悲鳴をあげる。
いやいや……そんなに驚かなくたっていいじゃないか。
俺は苦笑しつつも、彼らに向かって言う。
「お前ら、開拓地では頼りにしているぜ?」
「え……?」
「Bランクパーティなんだろ? その実力は信頼できる。バンバン仕事を振るからな」
「あ、はい……」
おっさん冒険者たちがキョトンとする。
Bランクパーティ『剛腕の灯火』は、個人ランクCのおっさん冒険者8人で構成されているパーティだ。
Aランク1人、Bランク9人、Cランク2人、Dランク3人で構成されるSランクパーティ『悠久の風』には、もちろん及ばないが……。
一般的基準で言えば、Bランクパーティでも十分上位の冒険者集団と言えるだろう。




