シーソー
ガタンッ!ゴットン!ガタンッ!ゴットン!
今私の上には2人の子供が乗っています。
ガッタン!、ゴットン!ガッタン!ゴットン!
「あはは!楽しい!」
「ねぇー、早く降ろしてよ!」
「分かってる〜行くよ〜!」
ガッタン!ゴットン!ガッタン!ゴットン!
こうして私は2人に遊ばせて貰ってます
「ねぇ、そろそろ代わってよ!」
「そうだ!そうだ!2人だけのものじゃないぞ!」
おやおや、他の子がまたくたびれた様ですね。なので今乗ってた2人は一度降りて直ぐに代わってあげました。
ガッタン!ゴットン!ガッタン!ゴットン!
私は上下に動きます。子供達を乗せて。
ガッタン!…………
おやおや?どうしたのでょう。私は今丁度水平になりました。
「見て見て!ぼくたちの体重は同じ位だよ!」
「うん!両方とも地面に着いてない!」
「すご〜い!初めてみた。」
おやおや、今度は重さ比べをしている様ですね。でも、子供達が楽しんでいるのなら私はそれで良いのです。
そうして日が暮れる頃みんなお家へ帰っていきます。
「また明日ね。」
「うん!また明日!」
みんな帰って行きました。そして最後の1人は私を撫でていきました。
「今日もありがとう!また明日ね。」
誰もいない公園で私にお礼を言ってくれました。
この公園で遊んでる子供達はみんな良い子です。
明日も待ってるよ。
読んで頂きありがとうございました。
一月最後の童話です。楽しんで頂けていれば幸いです。