7話 武器作成依頼
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今までクエスト報酬の武器を使ってきたがそろそろプレイヤーメイドの武器が一つ欲しくなってきた。
都合がいいことに、クランメンバーに特別職についている魔剣鍛治師のジムがいる。
早速ジムにTELしてみた
「お疲れ様、今TEL大丈夫か?」
「おう、問題ないぜ」
「ちょっと依頼したいことがあってな、もちろん報酬は払うよ」
「受けるかどうかは内容を聞いてから決めてからでいいか」
「あぁ、依頼したいことっていうのは俺に武器を作って欲しいんだ」
「バムから製作を依頼してくるのは初めてだな」
「そうだな、そろそろ自分だけの武器が欲しくてな」
「そういうことなら問題ないぜ。要望とかはあるのか?」
「俺は魔物使いだから短剣しか使えないんだ、だから短剣を作って欲しいんだ。ちなみに魔剣鍛治師だとどういった物が作れるようになったんだ?」
「今はまだ単純に武器に属性を追加するぐらいだな」
「じゃー今回属性を付与してもらってもいいか?」
「いいぞ、ただ値段もそれなりに高くなるぞ」
「値段は特に気にしなくてもいい」
魔物農場で魔物の卵をちょくちょくギルドに売っているため、お金も貯まってきている。
そのため、武器の製作依頼ぐらいの値段は少し痛いぐらいで留まる。
「了解。値段気にしないんだったらフレンと共同製作で刻印もしてもらうとかはどうだ?」
「刻印すると何が変わるんだ?」
「基本ステータスの上昇率が上がるんだ、例えば短剣自体に攻撃力+10が付いていたとしたらそれが+15とかになったりするな」
「じゃーフレンにも依頼をお願いしようかな」
「了解、フレンには俺から伝えとくよ」
「よろしく」
「おう、何かあったらTELしてくれ」
ジムとのTELを終えレベリングを行うために、リャンの町に向かった。
リャンの町付近の山岳地帯でレベリングを行うことにした。
ここはロックリザードやロックゴーレムなどが良く出るようだった。
「今のパーティだとダメージ量が少ないな」
ロック系のモンスターの弱点は水属性だったが、現在のパーティは光と闇属性のメンバーしかおらず、
弱点攻撃を狙えるのが自分だけだった。
今はいい案が思い浮かばず、諦めてレベリングをすることにした。
みんなが20レベルを超えていたので、ステータスを確認してみるとスーが闇魔法を覚えていた。
「闇魔法はデバフ系の魔法か、結構優秀そうだな」
試しにロックゴーレムに対して闇魔法を使いデバフを掛けてから戦ってみると先ほどより断然に早く討伐することが出来た。
「これで楽にレベリングすることが出来るな」
レベリングを続けてるとジムからTELが来た。
「もしもし」
「おうバム今大丈夫か?」
「大丈夫だ、武器のことか?」
「おう、さっき完成したからさっさと渡してしまおうと思ってな」
「ありがとう、どこに行けばいい?」
「じゃー始まりの街の噴水前で待ち合わせでいいか?」
「問題ないぞ、10分後くらいに着くわ」
「了解、じゃーまた後でな」
「おう」
最後に1体のロックリザードを倒し、始まりの街に向かった。
「よう、さっきぶり」
「おう、短剣作ってくれてありがとうな」
「このくらいどうってことない、これが今回作った短剣だ」
そういってジムから短剣が渡された。
ステータスは素早さが上がるように刻印がされていた。
付与されているのは風属性が付与されていた。
満足の行く出来栄えだった。
「これで俺も魔剣を持つことが出来た。本当にありがとうな」
「おうよ、大切に使ってくれよな」
「フレンにもありがとうって伝えといてくれ」
「わかった伝えとくよ。じゃー俺はまだ他の依頼があるから戻るな」
「じゃーな」
また、リャンの街近くの山岳地帯に向かった。
「やっぱ武器が変わると効率も全然違うな」
武器のお陰で戦闘も楽になった。
レベルが25になったところで今日はログアウトすることにした。
今回はジムとの会話を主体としてみたのですが、難しいですね・・・
小説を書いている人たちをホントに尊敬します。
頭の構造どうなってるんですかね?