戦闘は慣れ…?
「ふぅ、お腹いっぱい!」
「あーそりゃそうだろうな…」
大の大人3人分食ってりゃそりゃ育つわけだ。。
「貴女は食べな過ぎよ!大きくなれないわよー?」
「余計なお世話だよ。それにもう、大きくならんと思うしな」
「まぁ良いわ。それじぁ早速sw確認してみましょうか!」
「どーやってみるんだ?」
「call systemwindow…って言えば自分の手元辺りに現れるわ」
へー凄いな、どんな仕組みなんだ?気になるがまぁまた今度考えよう、とりあえず今は出してみるか
「call systemwindow…おぉ!ほんとだ!凄いな!」
「貴女本当に何も知らないのねぇ。どーやって生きてきたんだか」
「だーかーらー別の所から来て、こんなもんは無かったってさっき説明したろー!」
「分かったわ、良いわよ、それで。それじゃステータスはっと…」
「絶対納得してないだろ。勉強してこなかったバカだと思ってるだろ!」
「え…なに…これ…?」
「聞けよ!」
「貴女いったい何者なの…?」
「いや、何がだよ」
「何がって…冒険者に成り立ての頃は良くて初期ステポ100が良いところよ?なのに貴女、最初から400ポイント持ってるじゃない!?」
「んーイマイチピンとこねーな。初期ステポの違いはデカイのは分かるが実際どんなシステムなのか分かってねーからなぁ」
「いい?冒険者には必ずレベルが課せられるの1レベル毎に3ポイントずつ貰えるの。それからそのポイントを使って己を強化できるのよ。主にstr int agi dex crt vitとあってそれぞれ簡単に筋力 魔力 敏捷性 詠唱速度 クリティカル率 体力となっててひとつの上限が150なのつまり貴女は最初から2ラインカンストしつつ3ライン目も後半まで触れるの。いい?これはね中の上位のランクなの。それより先は功績が認められた人にのみ開放されるステータスがあるのだけど、それは本当に限られた人のみだから。実質上位と言っても過言ではないわ」
おぉ…一気に話されてどうしたら良いものやら…そうだ、とりあえず振ろう
「で、ステータス振るコツとかはあんの?」
「そーね。まずは魔法型か戦士型によって分かれるわねどちらにしてもvitは振るのだけど魔法型ならintとdexがオススメね。戦士型はstrとcrt少しagiだいたいこれね」
ふむ…。。俺はあんまり好きじゃない振り方だな。
うっしオリジナルでいくか
「ひょひょいのひょいっと」
「ちょ、ちょっと!?貴女本当にバカなの!?」
「へ?」
「へ?じゃないわよ!それ殆ど死に近いじゃない!?」
「いやー当たんなきゃ良いかなって」
「呆れた…だからってagi極crt極、残りstrにするって…。。少しは体力にも振りなさいよ…バカ」
「んーまぁ何とかなるでしょ!おっ、ほんとだ、何か強化されたみたいだ。ちょっくら狩りにいこーぜ?」
「はぁ…死なないでね。それから今更なんだけど貴女折角可愛いのだから口調直したらどう?萌えるけど」
「…分かった。少し変えてみるね!……こんな感じ?」
「もう、何でも良いわ。それじゃ、北にある洞窟にいってみましょ。最近そこで暴れてる奴がいるみたいなの」
「はーい!」
「さて、着いたのだが。何もいないぞ?」
「そーね。おかしいわ」
ふむ。何もいないとなると試せないからつまらないのだが…おっ?何か動いてるぞ?
「ねぇ、あれなに?」
「ちょ、ちょっと…嘘でしょ?岩竜フェルゲン?!まずい!初心者の貴方にはレベルが高いわ」
「だいじょーぶ、あれ位倒せなきゃ助けるとか以前の問題っしょ?それに緩凪もいるし」
「そ、そーだけど…」
「んじゃぁまぁ、やりますか。よっt....うわっ!?」
「ちょ、ちょっと無理しないでね?!」
「んやー思ったより早かったわーあはははー」
【汝ラ 我 起ス 問 何故 我ノ前 立ツ】
ふーむ良くわからんが、問われてるのか
「んやー何か悪さしてるって聞いたからさー退治しにきたんよー」
【応 我 コノ地 滅ボス】
ふむ。ヤバイ奴だな。
【邪魔ハ許サレ無イ】
「くぅぅ…頭に響く雄叫びだねぇ…でも、ま。チェックメイトだけど、ね」
「え!?いつの間に!?」
俺はゆっくりと剣を岩竜とやらの喉元に突き刺す
【アリエ…ナ…】
『ドロップ品:ロックアーマー』
「おー何か落ちたな。でも、うむ俺の服のがセンス良いからいーらね。おい、緩凪こーゆーの売れるとこあったよな?後で連れてってくれや」
「なん…なの…この子…本当に見習い…?戦闘慣れしてるし…それにあの強さ…」
「おーい?どした?独り言言ってないでかえろーぜ?」
時は既に午後を回っていた…
既に迷走し始めてる気が…。。。