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佐藤くん

「お姉さんいくつー?」

「一緒に遊ぼーぜー」


ちゃらちゃらしてる男たち。こういう人達は嫌いだなぁ。早く何処か行かないかなぁ。


「いや私は…」


「1人ならいーじゃーん」

「美味しいパンケーキの店知ってんだよ、行こーぜ」


はやく紗綾来ないかなぁ。


「ねえお姉さん聞いてるー?」

「無視はよくないなぁ」


なんか聞こえるけど、まあ気にしない気にしない。


「おまたせ愛海ちゃん」


「…え?」


突然男の子に名前を呼ばれた。


「は、彼氏待ちかよ」

「もっと早く言えし」


うるさい男達は去ってった。


「愛海ちゃん大丈夫?」

「あ、うん」


よく見れば同じクラスの佐藤くんだ。あまり話したことがなかったからわからなかった。


「じゃ、僕はこれで。気をつけてね」

「あ、うん。ありがと…」


声が届いたかわからないけど。歩くの早いなぁ。まあまた今度お礼すればいいか。




しばらくして紗綾は来た。


「おっまたせー!ごめんね待ったよね!」

「全然平気よいつも通りじゃない」


ふふふ。


「あれ、なんかいいことあった?」

「なんでもないわ」


そう、なんでもない。








❮8月14日❯

私の知らないあいだに愛海は佐藤くんと出会った。

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