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赤い先導者  作者: ウサギ
flame in my heart
13/98

第12話[情報]

城の広間。

 

ボスは空中から大きな青い画面を出した。

 

「今回の仕事だ」

 

「敵のアジトが判明した。

地形ごとに数カ所に分かれている。

前回もそうだが今回行ってもらうのは人が多い場所だな。

キラーは生命源と光を蓄え、増殖する」


◇生命源

 

死んだあとの魂が別の物質化したもの。


「キラーは弱いが、それ相応の増殖力や、人格改変能力を持っている」


◇人格改変能力

 

人格そのものを変えるわけではないが、少しずつ意識を奪う。


「弱いからといって侮るな」



「・・・では、今回捕まえてもらう敵の名を言おうか。

・・・・・・アンデッド・マリー。通称マリオネット」 

「重要人物だ」

 

画面にツインテの女子が映し出された。

 

「マリオネットはある人物と行動している、その中にはお前達が逃した敵も混ざっている」

 

画面には、俺達から逃げた女の子の姿も映っていた。

 

「お前達が逃した敵は、アジト内ではマネルンと呼ばれている。

本人が部下に呼ばせているんだが、見た目の可愛さと外見年齢とは違い、こいつは・・・三十代の男だ」


俺達は、驚きはしなかった。

(俺に変身してたしな・・・)



〈「ベニちゃん、なんでさっき怒ってたの?」〉



あのとき、コウがおかしなことを言ってたことにも納得できた。


マネルンには変身コピー能力があった。

他者の血を見ることにより相手の能力または姿までコピーできる。


(確かにマネルンという響きはしっくりくる。

・・・しっくりくるのだが・・・・・。

まさか戦っている最中にも、敵を区別するためにマネルンと呼ばないといけないのか?

人によっては恥ずかしいような・・・・・・。

というか、三十代の大の大人が、自分のことをマネルンて呼ばせているって、・・・どんな趣味だ)

と思っていたら、コウも同じことを考えていたのか、苦笑いしていた。

 

(女子には抵抗無いだろうけど・・・、俺達にはすごくある)


セキは腕を組みながら呟いた。

「餓鬼に見えるが、ただの変態ってことか・・・」


(クソッこればっかりはセキが羨ましい・・・)

(セキの性格上、餓鬼で通せそうだ・・・)とくだらないことを考えていたら、ツバキは「どうやって敵のアジトがわかったんだ?」とボスに聞いた。

 

「お前達が侵入して、敵の注意を引きつけている間に、私が敵のアジトで情報を抜き取った、マネルンの居場所がわかるようにも仕組んでおいた。

・・・だからここで間違いないと思う」


ボスは小さい映像を大きくした。

「マネルンの能力は下手すれば国を脅かす脅威となるだろう、できれば次は捕まえて欲しい」




俺達は発生地にかけつけた。


町人達はすでにキラーに襲われていた。

「・・・!遅かったか⁉

クソッ‼生きてる人達だけでも助けるぞ‼」

「セキ、ベニ、の二人はキラーを片付けてくれ!

あとの者は逃げ遅れた人達の避難の援助を!」

 

セキは、「なんでお前が指示してんだよ・・・」と言いかけ、「まぁ、動くだけなら楽だけどよ!」とキラーをバッサバッサと斬っていった。

 

セキとベニがキラーを斬り倒している間、コウ、ツバキ、アサとヨル、は町人達の避難を手伝った。

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