沖縄沖海戦
マーシャル諸島やトラック諸島を制圧し、硫黄島の一時的な無力化に成功した米軍。彼らの次の目標は沖縄だ。
沖縄を占領することによって日本側のシーレーンを破壊するのが目的だ。その前段階として台湾にある日本軍の飛行場を無力化が行われ、一時的な無力化に成功した。
しかし、米軍側の被害も無視できるものでは無かった。
だが、米軍は沖縄侵攻作戦を強行する。
1943年 2月15日
沖縄沖に米艦隊が出現した。
「船が7分に海が3分」と言われるほどの大艦隊だった。
米軍は嘉手納湾から上陸した。その際、激しい艦砲射撃が行われ、日本側から鉄の暴風とあだ名された。
しかし、入念に偽装された日本軍陣地を完全に破壊するには至らず、各地で攻撃を受けることとなった。
ちなみにこの時沖縄県民は本土に脱出していた。その為民間人の被害は無かった。
だが、米軍を完全に受け止めることは出来ず、総司令官の牛島満中将は海軍に艦隊の派遣を要請する。この要請に海軍は応じ、連合艦隊を派遣した。
この時の連合艦隊の編成は以下のようになる。
戦艦
<大和> <武蔵> <高千穂> <穂高> <土佐> <長門>
空母
<赤城> <飛龍> <天龍> <飛翔>
重巡×4 軽巡×3 駆逐艦×16
対して米艦隊は横須賀強襲に参加した空母6隻(但し<ヨークタウン>が損傷したため<レンジャー>に変更)を中心としてアトランタ級などの多数の艦艇に守られている。
日本艦隊と米艦隊は沖縄の北東の海域で激突した。最初は一式陸攻による歓迎が行われ、空母<ホーネット>と<サラトガ>が沈没した。次に双方の艦載機による大空中戦が展開された。この時活躍したのが日本の新型艦戦・二式艦戦である。二式艦戦は20㎜機関砲を2門装備し、その大火力で多数の米艦載機を撃墜した。その結果、米側は<レキシントン>、<レンジャー>を失った。加えて潜水艦の雷撃によって<ワスプ>も沈没した。だが、日本側は<飛翔>を失い、<赤城>が大破しただけだった。
あまりの被害の大きさに驚いた米軍は撤退を決意した。
だが、撤退は容易ではなく、最終的には1万人近い将兵と多数の揚陸艦を失うこととなった。
こうして沖縄での戦いは日本の勝利に終わった。
しかし、戦争はまだ終わりではない。日本の反撃はここから始まるのである。