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プロローグ
今回は私の初めての作品となります。自分に書けるのかと心配ですが、精一杯頑張りたいと思います。
あるところに一人の少女が居た。
柔らかい黒髪を肩まで伸ばし、髪の左の方に赤いリボンを付けた表情豊かな少女。
その少女は歌が大好きで、いつも楽しそうに歌っていた。家族はその少女の歌を聴くのが毎日の楽しみになっていて、近所の人もたくさん褒めてくれた。
自分の歌で毎日色々な人の笑顔や明るい声を聞いてきたからかますます歌が好きになっていき、どんどん上達していった。年齢が上がるにつれてどんどん技術も身に付け、世の中に出回っている歌い手や歌手には及ばないもののそれなりの上手さで小、中学校では友達に騒がれていた。
そして時は流れ、高校生になった少女は
────今はもう歌っていない。