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8話 オリジナル装備はぶっ壊れ?


 「いやぁ……何か凄いお宝の間って感じだよ……」


 最深部の中に入ってみたけど、中々ドキドキするくらいの暗さと雰囲気がある。


 すっごいワクワクする。でもここは当たり前だけど……


 「グギャオォォォオオン!!!」


 ……ボスがいる。しかも…………


 「何で巨大蜘蛛なのー!?」


 そう、滅茶苦茶デカい化け物蜘蛛がいた。


 相手は当然アクティブモンスターで、私は既に見つかっている。


 私の取る行動は…………


 …………回れーー右!…………走れーー!!!


 脱兎の如く逃げるのみ!!


 「―――スピードアップ!!」


 更にバフを掛けて全速力で駆ける。


 それを追いかけてくる巨大蜘蛛。クッソ早い。


 「○✕□△♨%〜〜っっっ!!」


 声にならない声を出しながら走り回る私、それを追いかける巨大蜘蛛。


 追いかけっこが始まった。


           ※


 1時間経った。私は疲労困憊で膝に手を付いていた。蜘蛛の方も動きを止めている。倒すなら今なんだけど……どうしよう?


 攻撃は通じないからアイテム頼りか、デバフで防御力を下げてから殴ったりするか。


 「…………あっ。」


 なんとなく取り出せたものは毒草。


 「これなら……」


 5分後、蜘蛛は息絶えて光になって消えていった。


 何をしたのかはもう分かると思うけど、私は毒草で毒のポーションを作っただけ。


 それを蜘蛛に飲ませる。でもこれだけじゃ駄目だから、デバフで防御力を下げて、そこから運任せの右ストレートを決めただけ。


 運良くクリティカルヒットのエフェクトが生じたから、うまく行ったんだと思う。


 でも、こんな事よりも、ドロップしてくれたアイテムが、嬉しい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 獲得アイテム


 ノーマル


 蜘蛛の牙×2


 蜘蛛の糸×1


 スーパーレア


 蜘蛛の宝玉眼×1


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 蜘蛛の宝玉眼っていうアイテムで、宝石や杖の素材になる貴重なアイテムらしい。


 ラッキー!


 喜んでいると私の少し先に宝箱が出現していた。


 それに近づいて恐る恐る開ける。


 中には―――


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ・深淵のゴーグル


 ・深淵のマント


 ・深淵の手袋


 ・深淵のブーツ


 ・深淵の魔導書



 深淵のゴーグル【復活】【成長】【スキルスロット+】


 説明:深淵よりもたらされし世の混沌を生みし者に祝福あれ。


 深淵のマント【復活】【成長】【スキルスロット+】


 説明:深淵の奥底に眠りし真理を明かす者よ。


 深淵の手袋【復活】【成長】【捕縛】


 説明:深淵に潜みし悪魔は贄を求む。


 深淵のブーツ【復活】【成長】【スキルスロット+】


 説明:深淵を闊歩し蠢く破壊の化身を従える者。


 深淵の魔導書【破壊不能】【深淵魔術】【魔術ノ記録(グリモワール)


 説明:深淵より来る魔の言霊を蓄えし禁断の目録。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 意味わからん説明つきの多分高性能な防具と武器?が入っていた。


 防具とは別に、重ね着をすれば一式装備が揃う様になっている見た目装備が入っていた。


 よく分からないけど、これが出てきたのはAIの仕業らしいけど、作った人絶対中二病じゃん!


 とりあえず街に還ってから、よく観てみよう。


 そう考えて私は近くに出現していたワープポータルに足を踏み出した。


結城 蓮です。


無断休暇のお詫びで今日は2本目となる第8話をお届けしました。

面白いと思ったらブックマーク登録や評価をよろしくおねがいします。

また次回合いましょう。

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