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19話 イベントスタート!


 初心者の森最奥に佇む1人の少女がいた。その少女は錬金術師と魔術師半ばの装備を身に着けその手には1本の包丁を携えていた。


 それだけでも異常な光景だが、周囲に数多の魔物の残骸(ドロップアイテム)が落ちていることを見ると、この少女1人でやってのけた事だとわかる。


 少女―――サナは包丁をしまいアイテム回収に移りながら呟く。


 「そこそこ強くなったかな?攻撃手段も少しできたし」


 そう言って嗤うとイベント参加に乗り込むのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 名前 サナ 女 Lv15/100


 ステータスポイント 150


 スキルポイント 150


 生命 1200(+200)/1200(+200)


 MP 1100(+100)/1100(+100)


 STR 15(+15)


 VIT 15(+15)


 DEX 60(+45)


 INT 140(+125)


 LUK 130(+90)


 AGI 100(+100)


 スキル


 鑑定Lv5、物質変質Lv1、錬成Lv5、

 幸運Lv4、逃走Lv6、料理Lv10

 裁縫Lv1、鍛冶Lv1、道具作成Lv1

 倉庫Lv1


 装備


 頭:深淵のゴーグル


 体:深淵のマント


 腕:深淵の手袋


 足:深淵のブーツ


 杖:深淵の魔導書


 副装備:なし


 称号


 魔女、脱兎、料理人



 料理人:料理に目覚めた者に与えられる称号。料理の成功率に補正小。 条件:料理Lv10


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜イベント会場〜


 「始まりました!第一回イベントっ!ルールは伝えていた通りですっ!それではがんばってくださいっ!」


 それが合図でイベントが始まった。


 強烈な光で何も見えなくなったあと、目を開けると、


 サナは平原に飛ばされたようだ。


 「見晴らしいいから楽だねー」


 その中で余裕の表情で佇む。しかし無防備な雰囲気で。それはいいカモをおびき寄せる餌になる。


 無防備なサナに誘われて早速プレイヤーが二人釣れた。


 相手は2対1で優位と感じたのか同時に攻撃してくる。


 「アースブレイクッ!!」


 「天斬ッ!!」

 

 比較的威力の高いスキルで確実にキルを取ろうとする堅実な行動。


 相手は奇襲のつもりだろうがこれを待っていたサナは迎撃する。


 「鑑定…………料理―――【解体包丁】」


 包丁を取り出し1人の武器(・・)の根本に解体包丁で斬りつける。


 するとクリティカルヒットの赤いエフェクトが輝きさらに青い光を少し発し―――相手の武器が砕け散った。


 「はっ?」


 困惑した様子で破壊された武器を見るがもう武器は戻ってこない。


 「あ、運がいいや」


 そんな彼を現実に引き戻したのはサナのつぶやきで、彼のパートナーも見る間に武器を破壊されてしまった。


 これを見て二人は逃走を決意するが―――遅すぎた。


 「逃さないよ?」


 笑顔で【捕縛】を使い二人を捉えたサナがポーションを取り出す。


 見るからに毒々しい見た目のそれを勢いよく掛けられその劇毒でその身を光に変えた。戦闘時間は僅か10秒だった。


 当初無かった圧倒的な技術(プレイヤースキル)


 鑑定で装備の部位ごとの耐久値を確認して、最も脆い部分を耐久値の存在しない解体包丁で攻撃して破壊する。


 それだけのこと。たったそれだけが脅威になった。


 今回サナの特訓はレベルアップと武器破壊の練習だったのだ。

結城 蓮です。

イベント始まりましたー。

サナ登場しなくなりませんでした。(てへっ!

サナの苦労は番外編作ってそこに気分で書こうと考えてます。

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また次回合いましょう。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] この主人公一話で戦いたくないからって理由で非戦闘職選んだのでは…? [一言] >料理Lv1  生産スキル。素材を加工し調理する。 素材(他プレイヤーの武器)を加工(破壊)しおった…
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