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コント 向き不向き カウンセリング10回目

他人が簡単にできることができず、苦手なことが簡単にできる私。法事でいきなり喪主の親戚に、親族代表のあいさつ頼まれても余裕でした。ちなみに苦手なのは、記憶。自分の携帯の番号覚えるのに、5年かかりました(;'∀') ちなみにこのカウンセリング内容は数年前です。重度だった鬱は、現在はだいぶ良くなりました。

カウンセラー

「最近は、どうですか?」


患者

「先週、また講師の仕事があったので行ってきました」


カウンセラー

「何回目でしたっけ?」


患者

「確か、三回目です」


カウンセラー

「もう3回目ですか? 確か、最初の講義は去年でしたよね? 何人ぐらいの前で講義するんですか?」


患者

「大体、100人ぐらいです」


カウンセラー

「すごいです!」


患者

「いえいえ、私のはただテキスト読むだけですから。免許更新の講習だから、受講生もプロですし。気楽にやっています」


カウンセラー

「なかなか、気楽にできる仕事でもないと思いますが…」


患者

「普段の仕事に比べれば、責任は軽いですよ。」


カウンセラー

「本業が、インフラエンジニアですもんね。事故のこと考えたら講師のほうが気が楽かもしれませんねえ…」


患者

「あれっ?どうしたんですか先生。ちょっと暗い顔して」


カウンセラー

「実はうちの先生が、こんど近くの学校で講演するんですよ」


患者

「ええっすごいじゃないですか!」


カウンセラー

「それなのに先生『憂鬱だなあ。気が重いなあ。断れないかな』って言ってて」


患者

「先生、繊細な方ですもんね」


カウンセラー

「それでね、言ったんですよ!」


患者

「激励ですか?」


カウンセラー

「『患者さんの○○さんが鬱病にもかかわらず、講師の仕事立派にやりとげたんですよ! 主治医がビクビクしてどうするんですか!』って」


患者

「いや…そこで、私を引き合いに出されても…」


カウンセラー

「あなたも、そう思うでしょ!患者のあなたが頑張ってるのに、主治医が泣き言をこぼしているんですよ!」


患者

「…私はたまたましゃべるのが好きなだけで…ほら、先生は精神科じゃないですか? 喋るより聞く方が得意なんですよ 」


カウンセラー

「まあ…確かに精神科医の学会は、他科に比べて静かに聞いている人が多いらしいですが…」


患者

「ね! やっぱり人間は向き不向きはあるんですよ。ここはそっとしておいた方が…」



主治医についての会話は、その後も続きました…





クイズ


若き優秀な開業医


ベテランカウンセラー


重度のうつ病患者


配役とセリフが違う人は、誰でしょう?


答え  全員

アメリカでのアンケートで、人が一番恐怖を覚えるのは壇上でのスピーチと言う結果が。ちなみにカウンセラーさんも、壇上であいさつが平気なタイプだそうです。みんな違って、みんな良い!

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― 新着の感想 ―
ここまで一気読みさせていただきました。 色々と大変なご経験をされていて、でも出力された作品を読むといかすみこさんのポジティブさがあふれていて。 コント、単純に面白いだけでなく「なるほど……」と気付かさ…
 本当にいろんな人が居ますね。  壇上で平然と講義をしている人が、実は患者さんとか。  いろんな意味で人間の多様な可能性を感じました。
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