コント 教育 カウンセリング8回目
毒吐き回です。つくづく私は学校が嫌いなんだなと。すでに卒業して四半世紀経っているのに(;^ω^)
小学生からやり直せと言われたら、絶対に登校拒否しようと決意しています(`・ω・´)キリッ
出来ない人にやり方を教え、モチベを上げるのが教育機関の仕事だ~
※フラッシュバックで荒れております。
患者
「先生、新しい小説書いたんで持ってきました」
カウンセラー
「また!?凄いですね!前回から1ヶ月しか経ってないのに。本当に文章を書くのが好きなんですね」
患者
「先生が書くことを勧めてくれたお陰です」
カウンセラー
「あなた、カウンセリングの時間だけじゃ喋り足りないって言ってたから、気持ちをノートに書けば満たされると思っただけなんですが……。ここまでハマるのは想定外です……。えっとちょっとご相談があるんですが」
患者
「先生が?私に?」
カウンセラー
「ええ、あなたに聞くのも変ですが。実は他の患者さんで文章を書けなくて困っている方がいて」
患者
「文章を書けなくて困る?スランプの小説家さんとかですか?」
カウンセラー
「いえいえ、プロじゃなくて大学生の方です。論文が書けなくてメンタルを病んでしまったんです」
患者
「学生さんですか!論文書けなくて病むなんて真面目ですね」
カウンセラー
「大学生が論文書けないって切実なんですよ。卒業論文書けないと卒業できないですから」
患者
「あっそうか!」
カウンセラー
「パソコンの前に座っても1行も文章が出てこないそうです。あなた書くのも早いしコツでもあればと」
患者
「うーん、もしかしてその方はお喋りも苦手じゃないですか?口数が少ないとか」
カウンセラー
「よくわかりましたね!寡黙な方で、カウンセリング中も私の質問に答えるのが苦痛みたいです」
患者
「あっだったら簡単だ。独り言の癖を付けるといいですよ」
カウンセラー
「独り言?文章を書くのに?」
患者
「多分、考えていることを言語化するのが苦手な方なんです。そういう方にいきなり文章書くのはハードルが高いです」
カウンセラー
「それで独り言?」
患者
「はい!歩きながらが一番楽だと思います。とりあえず、目についたものを単語で良いから口に出す訓練です。『自転車』とか『標識』とか」
カウンセラー
「単語でいいんですか?」
患者
「はい!慣れてきたら『赤い自動車』とか2語から増やして。いきなりだと疲れますから毎日5分程度から。多分1ヶ月ぐらいで『今日は雨が降っているから肌寒い』みたいにフレーズになってきます」
カウンセラー
「それで良いの?」
患者
「はい!フレーズが出てくるようになれば考えを言語化するのも大分楽になってるはずです。後は毎日日記を書くとか、文字起こしアプリを使うとか自分に合った方法を試していけばレポートも書けるようになりますよ!」
カウンセラー
「なるほど、文章力を上げる方法で独り言は思いつきませんでした。よく知ってましたね」
患者
「だって私も口下手で文章書くのが苦手でしたから」
カウンセラー
「えっあなたが!?」
患者
「ずいぶん昔の話ですけどね。若いころは『何を言っているか分からない』と言われ続けていました。小学生の頃も、日記を書くのが嫌で嫌で宿題でも一番最後にしていました」
カウンセラー
「意外でした……元々お喋りや文章を書くのが得意な方だと思っていました」
患者
「私が持って生まれた才能は、文字を読むのが好きな事と好奇心だけです。あとは本で得た知識を参考に試行錯誤を繰り返して後天的に身に着けました」
カウンセラー
「お喋りもですか?」
患者
「はい、新卒の会社でパワハラに合ったのがきっかけです。当時は被害を上手く人に説明出来なくて鬱になっちゃって。それで愚痴をブツブツ独り言で言う癖から始めました」
カウンセラー
「先ほどのアドバイスは実体験に基づいていたんですね」
患者
「それにしても腹が立ちますね」
カウンセラー
「えっ誰に?」
患者
「大学の先生ですよ。論文書けない生徒がいたら、書けるようにするのが教育者の役目なんじゃないんですか?」
カウンセラー
「……はあ……あの……?何で声が一オクターブ下がるんですか……?」
患者
「メンタル壊すまで学生を放置するって怠慢なんじゃ無いんですか?たっかい学費を払ってもらっているのに!」
カウンセラー
「いや、あの、仰っている事は分かりますが……」
患者
「大体、高校まではテストでは早く正解にたどり着く事だけを求められ、人間関係では空気をひたすら空気を読む事を強いられ、大学生になった途端に自分の意見で論文を書け!?先生方も無茶ぶりしますよね!」
カウンセラー
「まあ、全部が全部、そういった学校や先生ばかりでは無いですから……。生徒に寄り添う教師もちゃんといますから……」
患者
「義務教育では友達と仲良くしましょう、給食は好き嫌いしてはけません。ことごとく自分の希望を封じられ、勉強は何のためにするかの質問も許してもらえず、授業中にトイレに行くことすら許されない。髪型や服装、休日にまで口出しされて。徹底的に自分の意見を言う事を制限されていたのに、どうやって自主性なんて育めばいいんですか?」
カウンセラー
「怖い怖い怖い、落ち着いて~。戻ってきて下さ~い!」
闇落ちした私にカウンセラーさんは本気で怯えていました。
最後の一行は、一言一句カウンセラーさんに実際に言われた言葉です。
過去のトラウマって心の中で整理したつもりでも、たまにひょっこり顔を出しますね。




