母と娘の会話をコント仕立てで お題『クレーム』
40代ですが、いまだに嫌なことがあると家に帰ってから70代の母に愚痴ります。私はいつ親離れをするのでしょうか?(^◇^)
「お母さん、ちょっと聞いて」
「どうしたの?」
「買い物行ったら面白くない事が遭ってさ」
「珍しいわね。あんたが仕事以外で愚痴るなんて」
「ショッピングモール歩いていたら、カード会社の営業の人に声をかけられたんだよ」
「クレジットカードを作れって強引に勧められて怒ってるの?」
「それ以前!『ちょっとそこのお母さん!』って声をかけられたの!」
「そっそれは……」
「それで『私は子どもはいません』って言ったんだよね」
「……うん……」
「そしたらさあ、『すっすみません、奥さん!』って言い直したんだよ!!」
「……そっそれは……」
「それで『結婚もまだ一度もしていません』ってとりあえずは言ったんだよね。でもあんまりだと思って注意したんだよ」
「……なんてクレームを言ったの?」
「まず、『はい、深呼吸してください』って言った」
「はっ深呼吸?」
「相手がすっごい動揺していたんだよ。まだ、営業の仕事に慣れてなかったのかな」
「えーっと」
「それで『まずはお客様と声をかけましょう』って」
「それをあんたが言うの!?」
「だって大切な事でしょう?私だって接客業の時はお客様で通してたよ。お子さん連れでも母親じゃ無くて叔母かもしれないし」
「そういや、よく間違えられてるわよね……」
「そう!だから姪っ子達を連れてるときは、母親に間違えられても甘んじて受け入れるよ!でも今日は一人だったんだよ!!」
「えーっと、続きは……?」
「あっ脱線しちゃった。それで『相手と距離を詰めようと急ぐと、逆効果になりますよ。焦る気持ちは分かりますが、まずは無難な線でいきましょう。じゃあ、これから頑張ってくださいね』って言って買い物に戻った」
「……本当に注意したのね……。それで、どうしてまだ面白くない顔をしているの…?」
「なんで私って母親に間違えられるのかな。尋常じゃない回数なんだけど」
「……そのお節介なところが『おかあちゃん』以外の何者でも無いわよ……」
どんだけ間違えられたか覚えていないぐらい、お母さんと言われ続けてきた人生です。
同年代に聞いても、未婚既婚問わずここまで言われる人はいないようです。
やはり見た目でしょうか(´Д⊂ヽ
ちなみに一番最初に「お母さん」と声をかけられたのはの妹と公園で遊んでいた時です。当時11歳……。まだ、ランドセル背負って小学校に通っていた年齢だぞ!!




