父との思い出 たまにはと真面目なエッセイを書いてみた。
もうすぐ父の誕生日なので思い出を語ってみました。自称、世界一のファザコンです( ー`дー´)キリッ。
会社員だった頃の父は、毎年社員旅行を欠席していた。幼心に不思議だった私は父に理由を聞いてみた。
「旅行に行かないで留守番役を引き受けると、会社から特別手当が支給されるんだ。そのお金で、家族で遊びに行ったほうが楽しいだろ」
母が出世頭だったと力説する働き者だった父。しかし、仕事よりも家族が大事だと、言葉だけでなく行動でも示してくれた。
親孝行のエッセイを書こうと数年前に亡くなった父に思いを馳せる。
なぜか可愛がってもらった事、こちらがして貰った事ばかりが頭に浮かんでしまう。
自分も最早、不惑の年齢を過ぎたはずなのに幾つになっても子ども気分で情けない。
仕方ない。何十年後になるかわからないが、あの世で再開するまで親孝行は保留にさせてもらおう。楽しい土産話をどっさり抱えていくので、どうか許してほしい。
仏壇で微笑む遺影の父に、今日も手を合わせた。
色んな人から仲が良いねと言われてましたが、怒鳴りあいの喧嘩もよくしてました。父と私は性格がそっくりだったので、どちらも一歩も引かず(;^ω^)




