馬鹿な民と残酷な俺
注意点
人殺しシーンがあります。
食後の方は人によっては気持ち悪くなるかも?(個人差あり)
町までかかった時間体感で5秒。
イヤーはやいですわ。
丘の上の館からまあまあ距離あったはずなんだがなぁ。
しかも周囲の景色もゆっくり流れるように感じるとか消滅とのコンボきまったようなもんだね。
さて、この状況は考えてなかった。
どの武器使うかとかしか考えてたのにまさかこうなるとは。
え?何が起こってるかって?
ハハハ町民共に刃物をむけられております。
町に入る直前に町の自警団連中とか冒険者と思わしき奴らに囲まれたんよ。
理由?多分
「騎士様が貴様の事を悪魔だと言っておったがまさか本当だとは」
「領主様のご子息に化けやがってもそうはいかねぇぞ化け物め!」
「領主邸を消し飛ばすとは悪魔め、あの館に勤めてた儂の息子をかえせ!」
「野次馬してたかいがあったぜ、俺に気づかなかったのがお前の敗因だぜぇ」
「こんなに早くAランクに上がれるとはなぁ!
感謝するぜ上位悪魔め。」
だそうだ。
馬鹿な奴らだ。
せっかく穏便にすまそうとしてたのにこうなれば殺すしかないじゃないか。
まぁ、俺より強いかも知れないけど、たしか上級魔法って王国では主席魔術師級しかつかえなかったはずだし。
魔術師相手に剣で挑んで来る辺り所詮自警団のげんかいなのだろう。この中ではBランク冒険者らしい男以外警戒しなくてもいいだろう。
「おい!なんかいったらどうだ!」
「ビビって声もでねぇかぁ?」
馬鹿が。
まぁ、王都でデビュー戦しようと思ってたけど練習出来るのはいいんだけど、なんだかなぁ。今更だ幸い俺は屋敷のメイドや、執事しか接点ないから殺しやすいし、ここで気持ちの整理もつけられてよかったな。
「フフフハハハハハハ
いいだろう。
我は人類の裏切り者だ。
悪魔?好きに呼ぶがいい!
貴様らは我の練習台になるのだ!
光栄におもえ!」
「な、貴様は何をほざく!?」
「お前はこの人数差を理解してるのか!?」
「ハッハッハ言うじゃないか、ガキめ!」
馬鹿な奴らだ。
しかもタイミングも奴らにとっては最悪に近いじゃないか。運もないとは御愁傷様です。
それにしても少しかっこつけすぎたかな?
やっぱ素の俺じゃあ5歳児な訳だし威厳なんてものはでないから演技してみたけど、才能あるんじゃね?おれ。
取り敢えず、この馬鹿共にはしんでもらうとしよう。
「ハハハお喋りはここまでにしようではないか!
『消滅:目の前の馬鹿な人間共』!!」
、、、
本当に瞬殺だな。
目の前には少し抉れた地面以外残っていないな。
慣れたから制御能力が上がったようだ。
こうも簡単だと拍子抜けだな。
まぁ、これで人を意図的に殺しても大丈夫だとわかったし、Bランク程度なら容易く殺せるとわかったわけだからいい収穫だったな。
「他愛ない」
うん。捨て台詞も完璧だったな。
さて、あとは武器屋に行くか。
次回
王都ピンチ