パパの夜遊び
耳がピコピコ、かわいい奴め。
毛並みはフサフサ、なかなかの手触りだ。
尻尾がクネクネ、こういうのもあるのか…
え? 何をしているのかって?
獣娘ですよ。わかるでしょ。
は? どういう状況下説明しろ?
そんなもん、お楽しみに決まってるでしょ。
素人じゃない事が悲しいですが、お金を出した分楽しまないと。
顔はお察しだが、良い乳をしてる。
なかなかの抱き心地だ。
ニヒヒ、ここがええのんか…
へ? アウト?
何を言ってるんだ君は、
異世界に来たらケモ耳娘とエルフ娘は鉄板コースでしょ。
夜の街に繰り出して、人の…神の金で豪遊三昧。
朝帰りコースは確定なのです。
支度金でなにしてるんだ! だと?
仕方ないでしょ。
ここで発散しておかないと、誘惑に勝てません。
今まで、ガキにチンピクするなど考えた事もなかった。
でも、無防備少女…ありゃ反則でしょ。
人と人は距離感が大切です。
なのにあの女神達と来たら…これは必要経費だ。
間違えがあってはダメなのです。
さて、懺悔の時は終わりました。
ケモ耳娘、美味しくいただきます。
グフフフ。
―――チュンチュン。
朝の陽ざしが眩しい。
ボリボリ。
お尻を掻きながら大きな欠伸をする。
娼館街を出て大通りへ。
すでに日が高く上り、通りは賑わっていた。
パン!
頬をひっぱたき気合を入れる。
ここからはパパの時間だ。
やはり個人と家族はメリハリを付けないと。
そして、ステータスの確認をする。
日々の健康への気遣いが、出来る奴と出来ない奴を分ける!!
各項目をチェック。昨日と変わりない…
いや、並ぶ項目の中に一つの文字が輝いていた。
状態異常:性病
なに…これ?
え?マジ…
俺は生まれて初めての性病に侵されていた。
治し方が…
分からん…
俺は仕方なく娘達が待つ家へと足を向けた。