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コアルームのランクアップと畑

「その元黒王馬とヌプリケスングルお前に付けようか?」


 象との戦いの後、その二体とは仲良くなり戦う事は無くなった様だ。今は修行での戦闘は別のモンスターとしているらしい。

 きっとローレライにとってはもう特別な二体だろうからな。死なせたくは無いだろう。


「そうしてくれると嬉しい」

「ああ、分かった」


 俺はベビードラゴンとクマのぬいぐるみをダンジョン内転移でここへ移動させる。

 クマがめちゃシュールだ・・・

 二体はローレライを見つけるとすぐに駆け寄って来る。

 ぬいぐるみは肩へ止まり、ドラゴンはローレライを背に乗せピョンと跳ねた。

 ローレライもまんざらでも無さそうだ。やはり仲いいんだな。


 三体は川へ入り遊びだした。

 俺はその光景をもっと見ていたかったが他にする事もあるので軽く挨拶を済ませその場を後にする事にした。


「マスターありがと」

「ん、またな」


 遊び場にするんなら冒険者の来ない地下2階に作った方がよかったかな? もう1つ川作るか? ちょっと検討しておこう。


◇


 次は野菜作りだっけか。転移は使ってしまったので歩いて地下2階へ向かう。


 野菜作りもぶっちゃけよく分からないんだよな。

 ここはローレライの忠告通り、知ってそうな奴に頼るとするか。

 という訳でエレメントマスター(元ドルイド)とハンターに聞いてみる事にする。


「ああ、そういう事でしたら土地さえ用意してもらえれば我々がやっておきますよ」

「土エレメントと水源も用意してもらえると助かります」

「種はまだ大量に残ってますので大丈夫です!」

「そ、そうか。助かるよ。何か必要なものがあったらいつでも言ってくれ。すぐに用意するから」

「「了解です!」」


 なんかこうも部下が優秀だと俺要らなくね? なんて思ってしまうな。贅沢な悩みなんだろうが・・・


 では早速畑用の土地を用意する。

 場所は果樹園の西側でいいかな。果樹園の西側に幅100×100メートル高さ10メートルの部屋を作る。

 7350DP消費。残り165740DP


 とりあえずはこれだけでいいだろうと思う。あんまり広くしても管理しきれないだろうしな。


 さて、ノルマのランク4スポナーを作りたい所だが先に通路を伸ばして山のダンジョンと繋げるべきか?

 思ったより早くゴリ達が帰って来たからな。行ける様なら先に住処を確保した方がいい気がする。

 アビスの事は俺の一存では決めれないので ちょっとゴリ達に話を聞いてみようと思う。


 コアルームへ戻るとゴリ達はくつろいでいる所だった。こいつら、家よりここに居ること多いよな。まあいいけど。

 早速話をしてみる。


「山のダンジョンと繋げる? それはいい考えだな!」

「それはいいが、空洞をダンジョン化するにはマスターがその場所を走破する必要がある。今のままでは山まで移動出来ないのでは無いか?」


「ん?どゆこと?」

「いや、だから・・・まだコアルームのランク1だろ?」

「んん?」

「なんで俺の方が詳しいのだ? コアルームのランクが1ではダンジョンの直径は10キロ以上広げる事は出来んぞ?」

「まじで?」

「まじで」

「・・・」


 知らなかった・・・

 言われてコアルームに関する説明を見てみると確かにそう書いてある。

 他にも俺がコアルームから離れられる距離もコアルームのランクに比例する様だ。

 今コアルームから離れられる距離は10km。

 例えダンジョンの出口に見張りが居なくても俺は町へは行けなかったのか! ちくしょー!


『10000DPを消費しコアルームのランクアップを行いますか?』


 ランクアップ出来る事は気付いていたけど高いからやめたんだよな。

 でも、ここはせざるを得ないな・・・

 イエスを選んでランクアップ開始だ。


『コアルームのランクアップを行っています。しばらくお待ちください』

「おお・・・」


 例によってコアルームは侵入者が居ても弄れる様だ。

 数十秒後10メートル四方の立方体だったコアルームは20メートル四方の物にランクアップした。

 こうなると上方の無駄スペースが気になるので階段と床を作り二階建てにした。

 二階には後で個室を作って寝具を運び込んでおくとしよう。


 コアルームランクアップ10000DP消費。コアルーム二階作成10DP消費。残り155730DP


『コアルームのランクアップ作業が終了しました。

コアルームのランクが1から2へ進化しました。

侵入者撃退時の最大取得DPが2000から3000に上がりました。

ダンジョンが直径20キロメートルまで拡張可能になりました。

マスターの行動可能範囲が10キロから20キロに広がりました。

コアルームの再移動時間が24時間から22時間に短縮されました。

ダンジョンの高次元化が少し進みました。

◇マスターキーを使用可能になりました。

コアが成長した事によりギフトアイテムが生み出されます。以下の中から1つお選びください』


 ダンジョン直径20キロって山までは100キロ以上あるからまだ全然足りないじゃねえか!

 まだランクアップしないといかんのか。もう今日はスポナー作るのは諦めよう。


 ギフトアイテムを見てみる。


ギフトアイテム一覧

『無くならないおにぎり』


・食べても1時間後には復活する無くならないおにぎり。

具は塩、鮭、昆布など数種類の中から毎回選ぶ事が出来る。3つ入り。

無くならないシリーズは専用のボックスを開ければ出て来るが、何時開けても何故か出来立てである。


『無くならないラーメン』

・以下ほぼ同文


他にも

『無くならないうどん』

『無くならないスパゲッティ』

『無くならない焼きそば』

『無くならないソーメン』

『無くならないペペロンチーノ』

『無くならないパン』


 などなど、無くならない食べ物関係がもらえるみたいだ。

 しかし残念ながらダンジョンマスターの俺は空腹感を覚えない。食べなくても生きて行けるからだ。

 空腹に勝るスパイス無しとも言うしな。腹が減らない以上ホントの意味で食を楽しむ事は無いだろうと思う。


 まあでも貰える物はもらっておこう。

 俺の好みではおにぎりかうどんの二択だ。悩む所だがここはおにぎりにしておこうか。

 食べない分は倉庫に貯めていけば、ダンジョンの備蓄も充実するだろうしな。



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