ダンジョン内貨幣とドワーフ
ゴリ達が帰って来たその日、早速ダンジョンの出入りをしてもらいDPの補充をさせてもらった
DP+8000で残り22748DP
俺のレベルも81になり、「ダンジョン内貨幣」を扱える様になった
一定以上の知能を持つモンスターしか使用出来ないが、ダンジョンでの貢献度に応じた金額がモンスター達に支払われる(日給制)
貢献度の判定の例を挙げると、モンスターの強さ、戦闘での活躍、土木工事、採集作業、清掃など要するにどれだけ働いているかである(強い者程 多くの魔力をダンジョンに排出しているのでダンジョンにおけるプラス効果は高い)
人間社会の様にサボっていても同じ金額をもらえるという事は無く、頑張っている者に多く支払われる様になっている
今日解放された能力だが今までの分も蓄積されている様だ
ちなみにこの貨幣は物体では無く、モンスターの体内に蓄積されるデータの様な物なので他人に譲渡する事は出来ない。本人だけの財産という訳だ
貨幣で買える者はアイテム図鑑に載っているアイテムだけでなく
スキルの習得やステータスの増強など様々な用途に使用する事が出来る
しかし俺と同じくスキルとかはくっそ高い
貨幣の使い道を俺が強制させる事も出来ない様だ(する気もないが)
モンスター達は今までも精力的に働いてくれていたが、なんかただ働きさせて悪いなと思う部分はあった
貨幣を得る事でモンスター達が楽しみを持ってくれれば そんな俺の罪悪感も少しは薄まるというものだ
◇
残ったDPでランク2スポナーを追加しようと思う
黒王馬スポナーを作成。DP20000消費
スポナー用の小部屋作成。DP100消費。残り2648DP
このスポナーは前述の様に草食系の強化の為だ
だが、草食系ばかり増えても問題なので、召喚は低ランク帯の他の種も増えて来てから行おうと思う
黒王馬は進化してもずっと草食なので草食勢力の維持には一役買ってくれるだろう
ちなみに黒王馬の進化先にベビードラゴンがあるのだが、これも草食種だ
ドラゴンって肉食のイメージが強いが、そうとも限らないらしい
そして残ったDPでドワーフの召喚を行う
ドワーフ一体30DPを10体召喚。300DP消費。残り2348DP
ドワーフは背が低くて筋骨隆々のあのドワーフだ。
前衛戦士としての資質は高いが、どちらかと言うと鍛冶や彫金などの生産スキルに期待しての召喚だ
でも、人型に進化先の強制はしたくないので戦士に進化したい者が居るのであれば止める気は無い
ドワーフは食べる物は人と同じで、特に酒が好物らしい
俺は酒飲みは嫌いな部分もあり、それがドワーフ召喚を渋っていた理由の1つではあった
もっと言うとアイテム図鑑を使える様になる前は酒を手に入れるのも一苦労だった
ドワーフを召喚しても好物を口に出来ないのはつらいだろうなと思い、召喚はしなかった
だが、アイテム図鑑で酒も食料も出せる様になったしダンジョン運営も余裕が出て来た
酒も、嫌がる者を無理に誘ったり、周りに迷惑を掛けないのであれば飲んでもらっても構わないと思っている
でもやっぱり酒は好きにはなれないから専用の酒場なんかを作って飲む時はそこで飲んでもらう事になるとは思うけどね・・・
「召喚したばかりで悪いが、君らには明日からレベル上げをしてもらおうと思っている
今日の所はダンジョンを見て回るもよし、そのまま休むもよし、好きに過ごしてもらって構わない」
俺がそう言うとドワーフ達は何やら相談を始め、豪快な笑みでこう答えた
「主殿!我らへの気遣いは無用!明日からと言わず今からレベルを上げたいと思うが構いませんかな?」
「あ、ああ。そうか、それは勿論構わない。じゃあえーと、レベル上げの説明を・・・」
嬉しい申し出だが、困ったな。みんな今日は疲れてるだろうし、説明は俺がやっとくか?
「マスター、レベル上げの説明と補佐は私がやっておきます。あなたは休んでいてください」
その聞き覚えの無い声に振り向くとギガースが立っていた
名前は確か、アーサーとか言ったけか?2代目で、数少ないランク5へ進化した者の1人だ
「う~ん、でも大丈夫か?お前も今日の戦いで疲れてるだろ?」
「私は平気です。むしろもう少し動いて発散しないと眠れない位ですよ、ふふ・・・」
まじか?すげー体力してんな、こいつ。
流石ランク5へ進化しただけの事はあるって事か?
「そうか、じゃあ悪いけどアーサーに任せてもいいかな?ドワーフ達も初めてだし、あまり無理はせずに適当な所で切り上げる様にな!」
「「「分かっておりますとも!」」」
ドワーフ達は豪快な笑みでそう答える
俺はコンティニューをドワーフ達に付与し、後の事はアーサーに任せる事にする
居住区に酒盛り用の空間を作り、酒と食料を適当にアイテム図鑑から出しておく
居住区地下1階に防音扉付き大部屋作成500DP消費
酒と食料10人前。20DP消費。残り1828DP
椅子やテーブルも用意してやりたい所だが身長に合う物が図鑑には無いな~・・・
う~ん、ダメだ。眠い、頭が回らん・・・
「終わったら居住区地下一階に食事は用意してあるから好きに食べてくれて構わない。
悪いけど、テーブルなんかは無い。その内用意するから今は我慢してくれ」
「がはは!それくらいはわし等が自分で作りますわい!」
「そうそう!そんなに気を使わんでくだされ!」
またも豪快に笑うドワーフ達、暑苦しいがこのノリは嫌いでは無い
戦いには戦力だけで無く、士気の高さも重要だと俺は思う
そういう意味ではドワーフ達のこの豪快な気質は皆の心の支えになってくれる様に思える
その後は寝袋の中でウトウトしながらドワーフ達のレベル上げの様子をカメラで眺めていた
ドワーフ達は汗だくになりながら、お互いに声を掛け合いレベル上げに励んでいる
アーサーもうまく引率してくれている様だ
これなら後は任せても平気だなと安心して目を瞑った所で2分も経たずにその日は眠りについた
とても気持ちよく眠れた様に思える




