果樹園と空洞支配
やっておくべき事はこれで全部かな?
またハイエナ連中と戦うのは嫌なのでここでセーブしておく。3つ目に上書きだ
え~と、あと何があったけかな?ああ、宝箱か!
宝箱は分かりやすく言うとガチャだね。中身が何になるのかは俺にも分からない
グレードと魔力濃度によっても変わって来る様だ
今だと10DP、100DP、1000DP、10000DP、100000DPって感じでグレードを選ぶ事ができる
自分でも開けることが可能だが、稀にダンジョン側は開けられないハズレ宝箱もあるらしい
でも、こういうのは中毒性あるからあまりやらない方向で行きたい
ハズレが出れば当たりが出るまでやるとか言い出すだろうし
当たりが出たら出たで今は調子がいいからもう一回行っとくか!
なんて言い出すんだ
まあちょっとやってみたい気持ちはあるけど、自制出来る自信は無いので放置したいと思う
今 最大の問題はランク4モンスターだ
こいつらは低ランクモンスターと違い、一体一体が結構でかい上に機動力もある
通路は拡張したが、モンスター間の密度はえらい事になっている
今の状態でダンジョン内バトルをすれば大半のランク4は死んでしまうだろう
しばらくはダンジョン内バトル禁止で図鑑から食料を出して凌ぐしかないか?
肉を千頭分出してランク4肉食モンスターに配る
一頭分DP10×1000で10000DP消費。残り165848DP
植物は妖精樹に出して貰うかな。大分内臓魔力余ってた筈
「って事だけど頼めるか?」
『いいよ~!』
地下2階エレベーター先通路にみかん、柿、桃、ザクロ、梅、リンゴ、キウイ、イチジク、ブルーベリー、キイチゴなど食用の実のなる木が大量に生えていく!
妖精樹すげえ・・・マジすげえ・・・
「おおう・・・」
思わず声が出てしまった
『ごめん、やりすぎたかな?進化して前よりパワー上がったみたいなの!』
「い、いや・・・助かったよ、ありがとうな!」
『えへへ~!またいつでも言ってね~!』
そうは言ってるが、今のでハイエナとの戦いで得た魔力は使い果たした様だ
また1から魔力の貯め直しだ。次に植林出来るのは何日も先だろう
まあ、これだけあれば喰い尽される前に魔力を貯め直す事は可能か?
見た感じ1000本くらいは生えてる
ここまで行くと森だな。いや、果樹園か
これだけあれば草食種もしばらく飢える事は無いだろう
栄養バランスとかは知らん
とは言え、こうやって数を維持するだけではダンジョンとして先は無いので
いずれバトルはさせる事にはなるだろう
だが、今はダメだ。
モンスター間の密度を薄める為にダンジョンを拡張し、ランク4スポナーを作る位はしないとな
ランク4モンスターが次々生まれて来る位 低ランク帯が充実してればスポナーも必要ないかもしれないが
数のバランスがおかしい事になってるからな・・・
しばらくはバランス調整が大変そうだ
召喚の相場はランク1が20DP、ランク2が200DP、ランク3が500、ランク4が1500って所だ。
ランク4スポナーを作るには150000DPは必要だ。まじキツイです
全種族のスポナーを作るのは無理があるので何種類かは絶滅するかもな・・・
時間がある時にどの種を生き残らせるかは考えておくべきか
ダンジョンの拡張については「当て」がある
今までも何度かあったのだが実は地下空洞はDP消費無しでダンジョン化出来るのだ
とは言え空洞の位置など分からないし、今まで偶然掘り当てた空洞もすべて小さな物だった
だが今回はどでかい空洞がある場所をある程度掴んでいる
迷宮部分を拡張せずに地下2階北の通路を伸ばしたのはその空洞がある目的地へ向かう為だ
その目的地とは「山のダンジョン」の跡地である
ユウとアイの話によると山のダンジョンは滅びた後もそのダンジョン自体は残っているらしいのだ
2人におおよその場所を聞いた後、千里眼で確認した結果確かにダンジョンの跡地は残っていた
ダンジョンマスターの加護を失ったそのダンジョンはいつ崩落するかも分からない為、中へ入る者もおらず、放置されている。
まあ、あまり奥までは見てないが(降りる道が分からなかった)少なくとも地下1階には誰も居なかった
予定としてはこのまま遥か北東にある山のダンジョン跡地と地下2階の通路を繋げる
そして山のダンジョン跡地をダンジョン化して入り口を封鎖しようと思う
山のダンジョンの入り口もここ程じゃないけど目立つ位置にあるし近くに町もあるんだよね
二か所から同時に入って来られると対応も面倒だし、入り口は1つに絞っておきたい
うまくいけば一気に土地問題は解決すると言っていいと思う
なんせうちとは比較にならない超巨大ダンジョンの跡地だからな
まあ、なんかズルしてる気分にはなるが後発ダンジョンは色々つらいし、この位の役得は許してほしい
問題は、「アビス」とかいう門があるって事か・・・




