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眷属化

『パパ~!ちょっと居住区に空き地作って~!』

「ん?いいぞ、ちょっと待ってな~」

『うん~!』


次は倉庫でも作ろうかと思ってると妖精樹から声が掛かった

何か試したい事があるらしい

ちなみにゴリ宅は移動させるとテレポート出来なくなるのでそのままにしてある

ゴリ達が戻ってきたら地下9階へ移動してあげようと思う


どこへ作れとは言われてないが後から移動出来るのでどこでもいいだろう

何となくフィーリングで地下8階に空き地を作る

壁をC型にくり抜きポチッとな

平面45×45×高さ20メートルで2970DP消費

残り177848DP


『パパありがと~!』

「ん、いいけどどうするんだ?ここ?」

『お家作ってみる~!いいよね?』

「え?家?作れるの?」

『作れると思う~!見てて~!』


妖精樹がそう言った次の瞬間、地面から次々と柱が飛び出してくる

木材もどうやったのか、既に加工済みの物がどんどん生み出される!

そしてそれを妖精樹から伸びて来た蔓(つる)が操作し、家を組み立てていく


『クロさん達がやってるの見てて面白そうだなって思ってたの!でも、思ってたより難しいね~!』


妖精樹はそう言いつつも迷いなく作業を続けていく

な、なんかあの作業工程見た事あるな・・・

あいつ、クロ達が作業してたの見てたのか?

それにしても普通見ただけで真似出来る物じゃないだろ?

ちょっと妖精樹の事甘く見てたかもしれん・・・


『ごめんパパ!思ったより時間掛かりそうなの~!完成したら知らせるからまた後で見に来て~!』

「おう!慌てなくていいからな!楽しみにしてるぞ!」

『うん~!』


見れば金属なんかを使う部分(ドアノブなど)は後回しにしている様だ

そういう機転が利く辺り、結構頭がいいんだなと思ってしまうのは親バカだろうか?

金属部分はクロ達が戻って来たら手伝ってもらおう

それくらいは頼んでもいいよな?


家が増えれば俺もありがたいし、妖精樹も楽しそうだし、しばらく好きにやらせておこう

もし問題が無い様なら2号邸、3号邸も建ててもらえるとありがたい

問題は移動手段だよな~

エンチャンターとか錬金術士が移動用のマジックアイテム作れないかな?

今度相談してみよう


さて、では倉庫とリサイクルームの作成を・・・


「マスターさん!お、お願いがあるの!今、お話いいですか?」

「んん?」


声のする方を見るとユウとアイが居た。

どうやらテレポートして来た様だ

コアルームにマーキングしてたのか?まあいいけど

要件を聞く事にする


「あ、あの!私たちの事、「眷属」にしてください!」

「お、お願いします!」

「眷属?」

「「はい!」」


それは構わないが眷属化するとどうなるんだっけ?

一応説明を見てみる。

以下が眷属化した場合に起こる変化だ


・自動吸収DPを吸える様になる

・ダンジョンマスターの持つ、モンスター強化系能力の恩恵を眷属に与える事が出来る

・ダンジョンの出入りによるDPや経験値の入手は出来なくなる

・眷属化したモンスターを召喚可能になる

・離れた場所に居ても命令を伝える事が出来る

・メニュー画面からステータスの全容を知る事が出来る

・眷属からダンジョンマスターへの攻撃は出来なくなる

・ダンジョン内に居る限りは寿命で死ぬ事は無くなる。(老化も人間で言えば20代くらいで止まる)


なんか他にもあるけど重要なのはこれ位か?

まあ出入りでレベル上げした方がおいしい感じはするけど、2人の気持ちを無視してまで効率を求めなくてもいいか

レベルは地味に自己鍛錬でも上がるしな!


「分かった、じゃあ眷属化するからこっちへ来な」

「やった~!じゃあ俺からね!」

「私からだよ~!」

「アイは妹だから俺の後だよ!」

「ユウが弟だよ!」

「「む~~!」」


なんか喧嘩が始まったので2人を両手で抱えて同時に眷属化する。すると・・・


『眷属化したモンスターを解析した結果、ブルーウォータースライムが召喚可能になりました』


ラースはどうもユニークっぽいね。召喚は出来ない様だ、残念

ブルーウォーターっていうのは多分ラースに進化する前の種族名だろう

2人は生まれた時からランク3だったぽいね


「「マスターありがとう!」」

「どういたしましてだよ~」

「これでみんなと正式に仲間になれたね!」

「だね!これから頑張らなくっちゃね!」


2人は大はしゃぎしている

戦いは大変だったが、その姿を見ると頑張ってよかったと心から思える

これからも助けを求めてここへ来る者がいれば、出来る限り助けになってやろうと思う

それこそが俺の理想へ繋がる道だと、俺はそう信じているから



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