ランク2スポナー設置
DP貯金を始めて三日後
ダンジョン内レベリングのおかげか地味にコンティニューのレベルが上がり
3つ目のセーブポイントが取れるようになり、付与可能人数も15人になった
早速この時点で3つ目のセーブをする
どうも先天性スキルは他のに比べレベルが上がり易い気がするね
鑑定やダンジョン内転移も使ってはいるんだけどな~
今自動吸収DPは6000以上あるのでゴリ達のくれる8000と合わせ
1日14000DPが入ってくる 3日で42000となり
ユニコーンとフォレストウルフのスポナーを作成、配置した
ランク2スポナー20000DP×2で40000DP消費 残り2200DP
ゴリの昔話では罪悪感を覚えない為に植物系モンスターを狩っていたという話だったが
うちのダンジョンでは妖精樹が居るので植物スポナーは優先度が低いのだ
悪い気はしたが動物系モンスターにさせてもらった
普段は通常通りスポナーを使用し
レベル上げする時だけ下減数を弄れば 一匹ずつ狩ることも可能だろう
ゴリもその辺りはそんなに気にしてる風でも無く
むしろ そういう事に慣れていかなければどうせ長くは続かないという考えの様で 素直にスポナーを作ったことに対し感謝の言葉をくれた
そして家も完成し、当初の目的も果たしたので一度町へ戻るようだ
またしばらく寂しくなるな・・・
「それでは俺たちは一度外へ出向き、若手を連れてこようと思う」
そもそも何故ゴリ達がこんな話(ランク上げ)を持ち込んできたかというと
向上心のある若い者は無能な上司に対する反骨心が強い者が多く
ギルドの上層部から睨まれているらしいのだ
下手をすれば危険な任務に送られ命を落とすこともあり得ると・・・
そんな者たちの為に安全な修行の場を用意しようというわけだ
「ギルドへのランク報告は自己申告制だからな、少し低めに申告しておけば
イコールそれが身を守ることにも繋がる
ギルドとしてもあまり無茶すぎる任務は通達できんからな」
鑑定されればバレルんじゃないかと思ったが それに対する対策もあるらしい
どうやら情報を隠蔽するマジックアイテムがあるようだ
ギルドの連中には内緒で仲間内だけでここを使用し素早くランクを上げる
そうする事でギルドが思っているランクとの差が生じ
生き残れる可能性が上がると言うわけだな、なるほどね
「ギルドの奴らに知られると自分たちだけで独占しかねんからな」
聞けば聞くほど胸糞悪くなる連中だね、ギルドの奴らは・・・
逆に、ゴリ達が気にかけてるやつらはいい奴らなんじゃないかと思える
これは思ったより危険度は少ない気がするね
俺も力になってやりたいし
信用がおける様な奴らなら回復の泉を用意して使用させてやってもいいかなと思う
「・・・それではまた」
「またすぐ戻って来ます!そのときは家を案内しますよ!」
「ここを狙っている連中が居るなら、俺たちが居ない間に来るだろう。気を付けろよ」
「また会おう!」
4人は去っていった・・・
そしてフラグを立てていったオッサの言う通り
その日の内に侵入者はやってくるのだった




