ダンジョンマスターが語るスレ その4
530:獣のダンジョンマスター
で、具体的にどうすんのよ?
531:小人のダンジョンマスター
どうしよっか? (チラッ)
532:水のダンジョンマスター
どうする? (チラチラッ)
533:砂漠のダンジョンマスター
お前たち、少しは自分で考えたらどうなんだ・・・
はあ、そうだな。まずは新人さんと同盟を結び、その後に各々のダンジョンに同盟ダンジョンゲートを設置し繋いでいく所から始めようか。
534:虫のダンジョンマスター
まあそれは必須だよな。設置しないと増援も送れねーし。
535:空のダンジョンマスター
でも地味に大変だよ? 新人さんの居るトコってどこだっけ?
536:新入りダンジョンマスター
はい、アオルソイ草原と草原に面した森の北部周辺をダンジョン化しています。
537:空のダンジョンマスター
アオルソイ草原かー。そういやあの辺りは不可侵地帯になってたっけ?
しかし、となるとやっぱり大変だね~。
遠いし、国境も超えないといけない。
538:新入りダンジョンマスター
不可侵地帯?
539:砂漠のダンジョンマスター
ああ、『許可を得た者』以外誰もダンジョン化出来ない領域だ。
恐らくだが新しく生まれるダンジョンマスターの為に空けられているのだと思う。
つまりアオルソイ草原とそれに面した森の北部周辺は君の為の領域で君以外はダンジョン化出来ないんだよ。
540:新入りダンジョンマスター
ああ、なるほど。
この辺りだけダンジョン化されて無いのはおかしいなと思っていたんですがそんな理由があったんですね。
541:獣のダンジョンマスター
はは、草原周辺はダンジョンで囲まれてっからな。
542:水のダンジョンマスター
不可侵地帯が無いと先に生まれた人が全部取っちゃうからだろうね。窮屈に思えるけど仕方ないよね。
それより、いつまでも新人さんじゃアレだし、これからは草原さんって呼ぶけどいいかな?
543:虫のダンジョンマスター
草ちゃんとかでいいんじゃね? ああ、あと、敬語もいらねーぞ。普通に話せ。
俺たちもう仲間だろ?
544:草原のダンジョンマスター
ありがとうございます。好きに呼んでくれて構わないです。
敬語は・・・努力します。
545:花のダンジョンマスター
ふふ、固い奴だね~。草ちゃんは。
で、話を戻すけどどういう風に回る?
草ちゃんの所だけじゃなくて僕ら同士も繋いどいた方がいいよね?
546:砂漠のダンジョンマスター
そうだな。皆とは長い付き合いだが眷属同士の摩擦を恐れて今までは同盟ゲートを繋いでは来なかった。
しかし、今回はそういう訳にもいくまい。
全員が各々のダンジョンへ移動できるようにしておいた方がいい。
547:水のダンジョンマスター
流石に草原さんに回らせるのは厳しいだろうし僕らで回ろうよ。
僕のダンジョンからならみんなの所へも行きやすいし、まず僕がみんなのダンジョンへゲートを設置しに行くよ。
それが終わってから草原さんの所へ迎えに行く感じでいいかな?
548:小人のダンジョンマスター
そうだね、しばらくは草原さんも忙しいだろうしそれでいいんじゃないかな?
ああ、それと水天だけに働いてもらうのも悪いし、僕が獣の所へ行っとくよ。近いし。
549:空のダンジョンマスター
じゃあ私は砂漠のトコへ行こうかな。近くは無いけど水天に行かせるよりは早いと思うし、久しぶりに旅行もしたいしね~。
550:虫のダンジョンマスター
話の流れ的に俺が花のトコへ行くと言いたい所だが、位置的に考えて水天が最初に訪ねて来るのは俺んトコだろうし大人しく留守番しとくわ。
551:花のダンジョンマスター
水天が2番目に来るのウチだろうし行き違いになるといけないので同じく留守番しときます。決して外へ出るのがめんどくさい訳では無いよ。
552:水のダンジョンマスター
う~んと・・・じゃあ最初に虫さんのトコへ行って、次に花さん、その次が砂漠さんで最後に獣さんの順に回るね。
道中で何か欲しい物があればお土産買っていくけど何がいいかな?
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という訳でみんなと同盟を結びダンジョン同盟ゲートでみんなのダンジョンを繋ぐ事になった。うまくいけば一気に戦力は何十倍にもなるだろう。
他にも同盟を結ぶ事によるメリットは
①眷属含めお互いを攻撃出来なくなる
②倉庫を通じて相手ダンジョンとのアイテムのトレードが可能になる。
③相手ダンジョンマスターの持つ能力の一部が使用可能になる。
こんな感じだ。特に期待したいのは③の相手の能力を一部使用可能というやつだ。
みんなの能力も楽しみだが俺の持つ能力をみんなが使えるようになるというのは大きい。
こうなったからにはみんなで一緒に周回したいからな。
その方法としてはユズの様に時空間操作の耐性をみんなに習得してもらい(どうやって習得するかは謎だが)死に戻りする際には俺のダンジョンに滞在してもらうなんて考えてたが、自分にコンティニューを付与出来る様になればいちいちそんな面倒をせずにも済むだろう。
同盟の結び方は直接会う方法もあるが、ネット環境があれば送られてくるメッセージに承諾するだけでいいらしい。
ちなみに破棄する際は相手の承諾が必要なので一方的な破棄は出来なくなっている。
その後、今後の予定を話し合い軽く挨拶をした後に名残惜しかったがその場を離れた。
小人さんの言う通り今はとても忙しいからだ。
俺はお仕事を終わらせるために気持ちを切り替えノートパソコンを畳んだ。




