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レベル上げ

 奴らは二手に分かれ隠し扉を探しながら通路を進んでいく

 ここでコアルームが見つかるとやばかったが、どうやら素通りして行った様だ


 これで作戦の成功率はかなり高まった

 仮に見つかってもダンジョン内転移で逃げればいいのだが、その場合はレベル上げが終わる前に「何も無い部屋」が見つかり俺がやられる可能性も高い


 俺はコアルームにゴブリンとピクシーを10体ずつ召喚し作戦の説明、レベル上げの準備をする


 今回はエリア1のマップは口の字の形をしてるので前回のようにマップの形から隠し扉の位置を推測することは出来ない

 案の定、時間が掛かっている様だ


「これでいい具合に疲労してくれるといいがな・・・」


 30分程経った所で南へ向かった部隊がエリア2へ繋がる扉を見つけたようだ

 特に応援を呼びに行くでも無くエリア2へと侵入してくる


 そしてまたマッピング開始だ。バラバラに散って行く

 前回は最終的に2人になって探索してるやつらが居たからな。今回はそれを狙う

 モンスターはまだ「何も無い部屋」に隠れている。狭いけど勘弁してくれ・・・

 ピクシーもゴブリンも体が小さいから出来る作戦だな。これは


「おっ!」


 うまい具合に二人組が孤立した形になった。しかも2人ともランク2だ! 今しかない!


 「何も無い部屋」からモンスター達を解き放ち二人組を奇襲する!

 カメラを見る。そして他の冒険者に見つからない様にモンスター達の移動ルートを指示し、2人組を包囲する事に成功した

 ここで何体か見つかりやられる可能性が高かったが思った以上にうまくいっている。2人組はパニックに陥っている様だ

 救援を呼ばれる前に攻撃を開始する。問答無用だ


「な、なんだこいつら、今までどこに?・・・ぎゃあっ!」

「う、後ろからも!・・・ぐおお!」


 いかにランク差があるとはいえ100対2だ、あっという間に2人の冒険者は死亡する

 モンスター達は再び「何も無い部屋」に収納、隠れさせる。


「よくやった! 後は俺たちの仕事だな!」


 俺たちは一方通行の扉を押しのけコアルームから飛び出る!そして入り口前でモンスター達と共に待機。リポップ待ちだ・・・

 数十秒後2人の冒険者が復活する!


「よかった、ちゃんとコンティニューは機能しているようだな!」


 そして復活した2人を22人がかりでボコる!

 この時気を付けるのはトドメはゴブ太に刺させることだ

 トドメを刺した者に多くの経験値が入るからな! 他の奴で削ってゴブ太がトドメを刺す!


 1人に経験値を集中させる事でランク2モンスターを速攻作り出す作戦だ。長いか

 ちなみに俺は盾役だ。HPだけは高いからな!めっちゃ痛いけどピクシー達が回復してくれる


「ぐう・・・」

「がはっ!」


 2人の冒険者はまた息絶える

 多少の苦戦はするがランク2程度なら数の利でなんとか倒せる様だ。経験値が入ったか確認してみる


 うん、なんか全員に経験値入ってるね。戦闘に参加するだけでも経験値は入るようだ

 俺以外の奴らは全員がレベルアップ、ゴブ太はレベル6になった

 これは思ったより早くいけそうだな!

 俺はもうランク2の相手ではあまり経験値は入らない様だ


 2人の冒険者はまた復活する。包囲して待ち構え集中攻撃を喰らわせる!


「う、うぐ・・・」

「な、なんだこれは・・・悪夢だ・・・」


 2人はまた息絶える。

 ランクが上の相手だからかモンスターへの経験値は大量に入るな!また全員がレベルアップ! そして・・・・


『ゴブリン・個体名ゴブ太のレベルが10になりました。

進化の条件を満たしました。進化先を表示しますか?』


「おお、来た!」


 もちろんイエスだ


【進化先】


『ゴブリンファイター』

『ゴブリンマージ』

『ゴブリンプリースト』

『ゴブリンレンジャー』


 ノエル曰くこの世界のモンスターは成長、進化を続ければどのモンスターも最強クラスに成長するとの事だ

 まあ俺は例えゴブ太の戦闘力が低いとしても使い続けるけどね!















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