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100人との再戦

 名付けてマッピングも100人も意味ねえよ! ぐるぐる回ってろ! 作戦だ。長いか


『ダンジョンに侵入者が現れました』


 来やがったな。連中はまず右手の扉を開けようとする


「う~ん、この扉開かないっすね~」


 ダンジョンの施設、壁、扉、床、天井などは破壊出来ないとされている

 だが矛盾の例え話のように「絶対壊れない」という事はありえないだろう。限界は存在するはずだ


 とは言えやはりそう簡単に壊せるものではないらしく扉を破壊しようとはせず、まっすぐの道を進む様だ。


「この道どこまで続くんすかね~?」


「横道がないか注意して見とけよ!」


「おい! お前ら! 押すな!」


 大人数で来たことが仇となり大渋滞だ

 全長4キロはある一本道だからな、嫌になるだろ?

 俺も今回はテストプレイする気起きなかったわ・・・


 奴らは速度は遅いながらも進軍を続け、ついに一方通行の扉の前までたどり着いた


 人間の歩く速度は時速4キロだと言われているが蛇行した道や渋滞、疲労などが原因でここへ来るまで2時間30分は掛かっている


「流石に緊張するな・・・」


 息を潜めて様子を見守る。

 一方通行の扉を開ける前に壁を調べられたらアウトだ

 その場合はダンジョン内転移で逃げるしか無いだろう


 いつでも詠唱出来るようにしてカメラを見る


「おお! 扉があるっすよ!」

「もしかしたら ここがコアルームかもしれん。お前ら! 戦闘準備しとけよ!」

「へ~い」


 どうも蛇行した道を歩き続けたせいか方角が分からなくなっている様だ。この扉が最初に見た扉だと気付いていない


 でもマッピングはしてる筈だよな?

 よく見ると何人かは扉の先がどこへ繋がってるのか分かっている様だが疲労のためか、もう口出しするのも面倒くさいって感じか?騒いでる奴らとは対照的に冷めた目で傍観している


 奴らは扉に手をかけ

 扉を手前へ引き、開けた!

 そして、抜けた先が入口だった事が分かるとがっくりとうなだれた・・・ざまあ!

 ちなみに一方通行の扉は固定され開きっぱなしになっているのでいい感じにコアルームは隠れている。順調だ!


「どうする? もう少し探索するか?」


「ああそうだな。恐らくどこかに隠し通路、あるいは扉があるんだろうが・・・」


「流石に少し疲れたな・・・飯休憩入れてからにするか?」


「そうっすね。それがいいっすよ! じゃあ一旦外へ出ましょうか」


 と言って外へ出て行った


「おらあああああ! しゃあ! おらあっ!」


 俺は勝利の雄たけびを上げた! コアルームの音は外へは漏れないから大丈夫!


『侵入者を撃退しました。経験値を入手、レベルアップ!

レベルが14から23に上がりました

◇エレメントを召喚できるようになりました

◇スポナーを配置できるようになりました

称号:「大軍を退けし者」を得ました DP20500を得ました。』





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