作戦会議その2
なんかこの辺りの話はすごい苦戦しました。
マップの構造とか言葉で説明するの難しいですね
「げ、元気出してくださいってば! そ、そういえば前回はどんなマップを作ったんですか? よかったら教えてもらいたいんですが」
ノエルはそう言って持っていたメモ帳を1ページ破り俺に手渡した
メモ帳くれないかな? っと手を伸ばすと
「女の子のメモ帳を見ようとするなんて! セクハラですよ!」
と怒られた・・・
メニュー画面を把握するのにはまだまだ時間が掛かりそうだ
前回のマップ履歴は残っていたのでそれをメモ帳に書き写してノエルに見せる
ふふっ、どうだ? 俺の自信作は!マッピングなどという姑息な手によって攻略されてしまったがなかなかの出来だろう?
「いや、姑息って・・・マッピングは基本でしょう? 冒険者だって命掛かってるんですから・・・」
心を読むのはやめてください~! セクハラですよ!
「・・・え~とですね~! 基本的に迷路は作らなくていいんですよ。マッピングされると意味が無くなりますし」
「ほうほう」
「このマップだとかなり無駄に通路を使っているので・・・そうではなく・・・・」
この後ノエルに色々と教えてもらい時間稼ぎ作戦の修正、そしてその後の計画について考えた。
別れ際に前回来なかった事を言おうかと思ったが、重荷になりたくはなかったので言わなかった
俺は充分ノエルに元気を分けてもらった
もしこのまま二度と現れなかったとしても俺がノエルを恨む事は無いだろう・・・
◇そして二日後
ツンツン頭が100人を連れてやってくる日だ
ちなみに今周のノエルとツンツン頭の経験値でレベルは14まで上がっている。あと1レベルで能力増えたのにな、惜しい!
やはり少し上がりにくくなって来ているな
今回は迷路ではなく、ほぼ一本道のマップだ
マップの形は口の字になっており左上の角の部分左側が入口だ
入ってすぐ右手には扉があるが、これは入口側からは開かない
つまりまっすぐ進むしかない
まっすぐとはいっても道は蛇行させてあるので通路の先は見えないし、進行速度も出しにくくなっている
そして道なりに進むと扉があり、抜けると入口に戻る。という作りになっている
この扉は一方通行の扉なのだが、重石などで固定されると開きっぱなしになるので一度開けられると意味は無い。二手に分かれて捜索させない為の扉だ
コアルームは一方通行の扉を開けた際、扉で隠れ死角になる部分に入口がある。もちろん隠し扉だ
一方通行の扉を開けっ放しにすると見えないし、隠し扉も開かない様になっている
見つかれば一巻の終わりではあるが、前回の奴らの行動からマッピングが終わるまではそれを優先しているのか壁などは調べもしなかったので多分大丈夫、だと思う・・・
一本道にした分 走破にめっちゃ時間かかるしな! 今度こそ生き残るぜ!




