そう うまくは行かないらしい
奴らは分かれ道がある度に部隊を分け、効率よくマップを完成させていく。
モンスターが居ない、あるいは居ても弱いと舐めきっているのか最終的には二人組になって雑談しながら進む奴らも居た
最初100人固まっていた時は訳が分からなかったが、バラけてくれたおかげで全員を鑑定する事に成功した
結果、殆どがランク2でランク3が10人程度ランク4はツンツン頭だけという事が分かる
『スキル:鑑定のレベルが1から2に上がりました』
「お、レベル上がった!」
どうもHPを見れる様になったみたいだ
俺が全員を鑑定し終わった頃、奴らもマッピングが完了したようだ。今は入口に集まって作戦会議をしている
まだコアルームは見つかっていない。何度かヒヤっとしたけど隠し扉は見つける事が出来なかったみたいだな
このまま帰ってくれればいいが・・・
「よし! マップは完成したな!」
「ああ、やはり出来たばかりであまり余裕が無いみたいだな。モンスターの一匹も出なかったから楽だったぜ」
「しかしコアルームを見つけた者は居ないんだろ?」
「そうっすね、恐らく隠し扉で入口を隠しているか、あるいは落とし穴などを経由しないと行けないのかもしれないっすね」
「落とし穴はねえだろ、マップは行き止まりも含めて全部埋まってるんだからよ!」
「ということは隠し扉か」
「う~ん・・・」
「マップを見る感じだとこの辺りに不自然な空白があるっす。この周辺を探索してみたらどうっすかね?」
「そうだな、そうしてみるか! おいお前ら! もうひと踏ん張りだ! 気合い入れろよ!」
「へ~い」
ぐっ! こいつら優秀すぎるだろ!
そして隠し扉はあっさり見つかりついに敵が侵入してくる!転移で逃げようにもそこら中敵だらけだ
くそっ! 戦ってみるか?俺も少しはレベルが上がったしゴブ太も居る
戦っているうちに成長したりして・・・意外となんとかなるかもしれない!
「よし、行くぞ! ゴブ太! うおおおおおおお!」
◆
・・・
『コンティニューしますか?』
・はい ・いいえ
ダメでした・・・




