少女との再会
『ダンジョンに侵入者が現れました』
「お邪魔しま~す!」
幼・・・
「む・・・!」
じゃなかった! 少女が入って来た。
「むう?」
前回のように腹パンには来なかったな。やはり心を読めるのか?
少女は一瞬ぷくっとしていたが、すぐに笑顔になりこちらに挨拶して来た。
「初めまして! 私はノエルって言います! 新しいダンジョンが出来てるのを見つけて見学に来てしまいました!」
見学? 怪しいな?
でもこの子は前回 俺に止めは刺さずに出て行ったからな。悪意は無いのか
ってか前回も思ったけどなかなか美少女だよな。俺はロリコンではないが普通に可愛いと思うぞ
「む・・・!」
む?
「誰がロリですかーーー!」
「ごふっ!」
少女の腹パンで俺のHPは10になった
これがデジャブってやつか?
「子供扱いなんて失礼しちゃいます! もうすぐ13歳ですよ!」
プンプンっという音が聞こえてくるのはきっと幻聴だろう
しかしこいつの腹パンはとんでもない威力だ、動けん・・・
俺が苦しんでいるとやりすぎたと思ったのか少女は手を差し伸べて来た。
「大丈夫ですか?そんなに強く叩いてないですよ?」
うそつけ! と言いたいところだが前回も10残ったからな。微妙に死なない程度に手加減はしてるのか? もしかしなくてもめっちゃ強いのかもしれん
「ちらり」
少女の手を取ると同時に鑑定してみるが・・・
『鑑定に失敗しました』
なぬっ!
驚いているとノエルはジト目で俺を睨んでくる
「今 鑑定しようとしましたね?セクハラですよ!」
またプンプンっと怒り出してしまった
大人ぶりたい年頃なんだろうが、こういうトコは子供っぽいよなっって!
うそうそ! 子供じゃない! 子供じゃない! だからつねるのはやめて!
っていうか鑑定を防いだのか? あるいはレベルが一定以上の相手には通じないとかか?
なんにせよこの子は相当な実力者である可能性が高い
どうする? ツンツン頭の事、相談してみるか?
でもその為にはコンティニューの事も話さないと説明しづらいよなあ・・・
う~ん、どうする?




