表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
flower  作者: NOA
9/11

*9


「……だ、だって……その……」

真奈は言葉を濁す。

真奈?と尋ねる様に言うと、真奈は唇を噛み締めた。




「…っ、怖かったんだもん!」




真奈はそう言うと、私の腕を抜けて、全力で駆けていく。



…怖かった?

何が?

私が?


さっきの真奈の言葉が、ぐるぐると脳内を回る。


ふと、真奈の落とした花束が視界を掠める。

…一応、お供えしておこうかな。

そう思い、私は花束に手を伸ばす。


…うん?


私は、あることに気付く。

真奈が持ってきた、この花束はもしかして。…。


「…まぁ、考えすぎかなぁ」


そう呟いた声は、誰にも届かない。


私は、再びお墓の前に踞る。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ