7、ケースバイケース〔1〕
今回の話題は、
《ケースバイケース》
まあ、場合によって考えてみようとか、状況に合わせて最善の行動と取ろうとかいう言葉です。
出勤前の短い時間に、それなりに書いてみようかと思います。
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ボクはこの通り、オチャラケる時とか畏まった時とか、多重人格と言われるほどケースバイケースに振舞うタイプです。
子供ん時からの癖とでもいうのですか、そういうものだと思って生きてきましたから、そんなもんなんです。
ですが、それが一番良い事だとか申すつもりもありませんよ。人は百人百様なんだから。
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しかしまあ、なぜこの話題を取り上げたのかと言うと、やはり趣味としての小説の風体を読んで感じてしまったからです。
先日、《会話文の効用》を取り上げましたが、こちらのサイトで幾人かの方の作品を拝読致しましたとき、
「なんだか文章が平坦だなあ」
と感じてしまったわけでして、その平坦である理由を僕なりに分解してみました。
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たとえばですね、
――その日の夕焼け空は赤く、ぽっかり雲が浮かんでいた。――
のような文面を読みましたとき、ボクは間違いなく平坦な文章だと感じました。
まあ、大体夕焼けは赤いものですからね、わざわざ〔赤い〕を入れなくても。
これが火星でなら、エアロゾルの関係で日中と夕暮れの色が逆転すると言われていますが、地球ではそれなりに夕暮れは赤がメインですよね。
そこに雲がかかって……というのも、言葉は悪いのですけど、小学生の描いた夕暮れの絵を見ているようで、どうしても平坦な表現に感じられてしまうものです。
人間は五感があります。
だから、五感を刺激するような表現というか、演出が欲しいところですよね。
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――部活動を終えた帰り道、どこの台所からも秋刀魚の焼ける匂いがする。立ち込める煙は天高く昇り、夕暮れの雲にまで届きそうな勢いだ。さあ、帰ったら大根を卸さなくちゃ。――
上記は思いつきの文章なのですが、
1、部活動、と入れることで学生であることを示唆しています。
2、どこの台所からも、と入れることで住宅街のような場所を雰囲気で示唆しています。
3、秋刀魚と入れることで、季節と食事どきを示唆しています。
4、天高く、夕暮れ、と入れることで秋晴れの夕方を示唆しています。
5、大根を卸さなくちゃ、と入れることで人称の人物の家族内での役割や関係性を示唆しています。
のような感じですかね。
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あと、特に日本人である我々にとっては、
〔自然〕や〔天候〕
というものを、受容的に、寛容的に受け取る性質があります。当たり前のことですが。
半そでのシャツを着たから夏が来るのではなく、夏が来たから半そでのシャツを着るということです。
それが情緒的とでも申しましょうかね。春はあけぼのなんですよ。
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おっと、もうこんな時間なのでこの辺りまでにしとうございます。
次の話題は〔ご都合主義〕について書きたいと思っています。