ツキノワグマ問題、ドングリの不作と言う嘘
掲載日:2025/11/09
先ず巷で良く言われるドングリの不作で町にクマが降りてくる、これは完全に間違いだ。
ツキノワグマによる人身事故がこれだけ東北地方に集中している大きな原因は東北地方の環境が現在極めてツキノワグマに快適であり、クマの数が激増して山から溢れている事に他ならない。
先ず大きな要因は西日本に比べ東北にはイノシシが少ないと言う事がある。イノシシとツキノワグマはドングリ、即ち堅果類を巡って競合関係にあり、雪の少ない地域ではイノシシの方がこの餌を巡る争いにおいて優勢なのだ。何故ならイノシシの方がクマより圧倒的に多産であり、草食よりの動物で、肉食よりの雑食生物のクマより燃費がよく生存に有利であるからだ。
しかし雪が多く冬の厳しい東北地方ではその関係は逆転する。足の短いイノシシは50センチ以上の根雪が積もる場所を嫌う。しかもクマの様に冬眠出来ないイノシシは東北地方ではクマより燃費が悪く他の地域に比べ生息数が増えにくい。
更に過疎化と厳しい猟銃の取り締まりでハンターは絶滅寸前で東北地方ではクマが増える要因が全て揃っている。
もし山に餌が無い事がツキノワグマによる人身事故並びに人里への襲撃の原因ならば、東北地方での襲撃は少なく逆にクマにとって過酷な四国や西日本で連日襲撃がないとおかしいのだ。




