4巻 これはお決まり
注意!今回は戦いなどは一切ございません。
「なあ、どーする?」
オレと秋永は悩んでいた。主催者の赤井に出場停止という、重い処分を告げられてしまったから。1週間というのは、短いようでとんでもなく長い。秋永はダンマリだ・・・。そして、オレも別の意味でダンマリだ。クラスの男子が今にも、オレを呪い殺そうとする勢いだ・・・。
「あのさ、今度一緒に遊ばない?わたしの家で。」
「へっ!?」
「「うえぇぇっ!?」」
オレも含む、男子全員がすんとんきょうな声をあげた。秋永さん、しょっぱなから何言ってらっしゃるのですか!?落ち着こうオレ、だが女子の家に行くのは初だ。心臓がクラッシュすんぞ!!
「うん、いいけど~。」
明らかに動揺してる、してるよオレ。話題沸騰の華麗なる転校生の家へ、オジャマしちゃうのよ?オレは勝ち組よ!!無論のごとく、徹底的にボコられました。
「「粗相はねえよーにな。」」
同じこと言うな、オレだってそんくらい解ってる。
そして、運命の日がやってきた。東国書店の前での待ち合わせだが、相当早く来過ぎた。当に2時間経っている。
「あっ、待った?」
左を見ると、私服の秋永がこっちに向かってくる。かわいい、やべえ鼻血が~。
「べつにさ、今さっき来たから。」
オレは秋永の家に案内された。横にいてよくわかるが、いい香りだ。たまらん、たまらん、たっまらああああああああああん!!
「着いたよ、って癖毛ピンってなってる。」
「おお、悪いな。」
オレは必死に癖毛を元の位置へ戻そうとした、だが戻らない、微動だにしない。この毛が~。そうこうしてるうちに、家に入ってしまった。
「こーゆう所での話って、男の子からするものだよね?」
オマエから話しかけてきたんだろ、と突っ込みたいが失礼だからやめよう。
「そんじゃ、秋永はなんで西中に来たわけ?あっこは天才奇人の集まりなのは、赤井から聞いてんだろ?」
「わたしは、基本的に漢字の力でスカウトされたの。」
秋永は5歳にして、漢字の1級をとったという。それはまあ、スカウトされるわ。5歳で漢検1級って、たしかに本物の天才だな。
「時男って、なんで西中に来たの?当然スカウトでしょ?」
今、呼び捨てで呼ばれた。これは、秋永なりの親近感を高めるための術なのかも。
「オレは全国少年空手大会3連覇した、その実力で西中に来たのさ。」
秋永は感心していた。どーしよ、呼び捨てで下の名前でこのままいっていいのかな?
「千鶴はどんな花が好きなんだ?」
「えっ、今呼び捨てで呼んだ?」
オマエも呼び捨てだろーが。まさか自分の世界には人は入れませんタイプ!?
「べ、べつにいいけど!」
これはツンデレですね、ハイ。オレの最も好みのタイプだ。
「う~ん、マーガレットかな。」
オレはちょっとした手品(妖術)でマーガレットを出し、千鶴にプレゼントした。
「あっ、ありがと。」
ずっと話し込んでいた。すると、玄関のピンポンが鳴った。誰だ、この時間をジャマする鬼は?
「おっ、姉ちゃん。」
「ひかり!」
千鶴の妹か、だがこの時間の終了のお知らせなんだと思う。
「じゃ、帰るわ。もう7時くらいだし。」
オレは初体験をした、これは死んでも忘れられない!さあ、あと6日どーしよっかな?
恋路は順調なのかな?時男くん。
ちなみに、作者はツンデレ好きです。